旧:キリリク置き場
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「はぁ…」
ラクスの口から重いため息が出る。
彼女にしては珍しく、浮かない表情をしている。
「はぁ…」
何度目かわからないほどため息が出てしまう。
――どうしましょう…。
「ラクス?いったいどうしたんだ?」
いきなり後ろからカガリに声をかけられ、びっくりしたように振り替える。
「カガリさん…いつからそちらに?」
「さっきからずっといたぞ?気付かなかったのか?」
「え、えぇ…」
声をかけられるまで、カガリの気配に気付かなかった。
「ラクスらしくないぞ…何かあったのか?」
ラクスの隣まで近寄ると顔を覗き込む。
「実は……」
「ん?」
「キラと…些細な事で言い合いをしてしまい」
「キラとか?!」
「はい」