ひばり幼稚園ぼんごれぐみ

□苦悩との出逢い
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○月×日…晴れ…




今年の春からオレ…沢田綱吉は地元の幼稚園…


もとい昔、
オレも通園していた


ひばり幼稚園の保育士として働くことになった。




「うわっ懐かしいなぁ…、面接したときも思ったけど」




オレは園内に入って職員室に入って行った。




「お、おはようございます…」




初めての職場で緊張するよ…




「おはようございます、え〜っと…?」



「え、あ…今日からこっ、ここで働くことになりました沢田綱吉です!」



「クスクス、そんなにかしこまらないで良いよ!
今日から一緒に働くんだもの…あっ、私は笹川京子ですよろしくね!
あともう1人女の子の先生がいるんだけどまだ来てないみたい」




職員室にはいるとショートヘアで笑顔が可愛い先生がいた。



「そっ、そうなんだ…

もう園長先生って来てるかな?」



「うん、そこの園長室にいるよ」




「ありがとう」




とりあえずオレは園長先生に挨拶するため園長室に入ることにした。




――……コンコン…




「………入っていいよ」




「し、失礼します!
今日からここで働かせてもらいます!さわ……沢田綱吉です」






「あぁ、君かい?

哲が言ってた新しい保育士って…」




中にはいると高級そうな机に革張りの椅子に座ってる男の人がいた。



なんか怖いんですけど!!





「ふぅ〜ん………
僕は雲雀恭弥…園長だよ

そうだね……君には…
ぼんごれ組を担当してもらうから…後は適当にやって?」



「え、はぃ?あの…」



「…くれぐれも僕の周りで園児を群れさせたりしないでね?」


雲雀は椅子から立ち上がりツナの前に立つと…


「へっ…?」



「咬み殺すから……」



どこから出したか分からないがトンファーをツナの首筋に構えていた。




「ヒィィィイ!!」



何だこの人!!ていうか何その構えてる武器!!



オレは逃げ出すように園長室を後にした。




「はぁ…はぁ…何なんだよ…あの園長…」




「あっ、沢田君、園長先生に挨拶できた?
園長先生ちょっと変わってるけど…頑張ろうね!」




「(えぇ!!ちょっとなの!!)」


笹川京子ちゃんはそう言ってにっこりと笑った。



「………う…うん…」





オレはとんでもない幼稚園に来てしまったのだろうか…‥




てか、ここオレの卒園した幼稚園じゃん……




オレ……やっていけるか…本当に……





そして、彼の苦悩の日々は続く……






End

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