シャーマンキング
□湿気
2ページ/3ページ
いつも肌身離さず持ち歩いている馬孫刀をホロホロに向ける。
「ちょ、物騒なもんだすなよ!」
「うるさい黙れ。頭と胴体を切り離すぞ」
「マジでやめてください・・・;」
「ふん、最初から静かにしておれば良いのだ」
今の俺はこの湿気のせいでイライラがどんどん高まっていく。
といあえずこのジメジメした感じをどうにかしたい。
・・・シャワーでも浴びるか
とりあえずスッキリしようという考えに辿りついた俺は、風呂場に行くことにした。
「あれ、蓮どこ行くんだ?」
ドアに手をかけようとした瞬間にホロホロが問いかけてきた。
「・・・風呂だ」
「じゃ!俺も一緒にはい・・」
「貴様は入ってくるな」
いうと思った。
なんとなく予想がついていたのだ。
コイツのことだから、一緒に入ろうなどといい出すだろうと。
断られるとわかっているくせに、コイツは毎回いってくる。
諦めが悪いのか、学習力がないのか。