てきすとS
□闇の放課後
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ガーディアンのお茶会いって、クラブの片付けやらなんかしてたら遅くなっちまった。
…あーみたいサッカーの試合録画してくりゃよかった…
気になるなぁ…
そう考えながら空海は学校を後にしようとした。
「相馬くん?随分遅い時間に帰るんだねぇ」
「あ、いろいろやってたら遅くなったんで」
…油断できないんだよなぁ、二階堂は。
前に日奈森のしゅごたま盗んだ野郎だしな。
今は学校で正規に職員やってるみたいだけど。
なんか…キャラが変わりすぎつーか
その変わり方が気持ち悪い…
なんつーの?
何事もほどほどに、だよな。
「相馬くん。一人で帰るの?」
「・・・そりゃ、一人で帰るしかないっスから。じゃ。」
捕まると面倒だし、空海はすぐに帰ろうとそう言った。
「僕もこの書類職員室に出したら帰れるし、ちょっと待ってよ。」
・・・やっぱり捕まった。
「俺みたい番組もうやってるんで。」
「あぶないよー?」
「大丈夫っス。」
そういって、逃げるように児童玄関を立ち去ろうとした。