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□一瞬一瞬が運命の分岐点
僕が『すまいる』へ行くと大盛り上がりしている客がいた。
まわりに女の子を大勢はべらせて鼻の下をのばしている。
サングラスをしているがあれは土方君だ。間違いない。
僕は驚いて妙ちゃんに尋ねるとその客はマヨラ13と名乗っているそうだ。
いや、どう見ても土方君だろう。
すると妙ちゃんが言いにくそうに小声で教えてくれた。
本当はみんな土方君だと気づいているが気づいていないふりをしているそうだ。彼女達にとって金さえ払ってもらえればどっちでもいいらしい。
それに土方君は日頃のストレス発散にとよく来ているそうだ。
僕にはキャバクラなんて嫌いだと言っていたのに。
僕の土方君への愛情はここでぷつりと切れた。
おしまい。
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