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□お化けより怖いもの
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どうしよう…





あんなもの、見なければ
良かった…

















TV「キャーー!!!」




美咲「うわぁ…」








先輩から借りたDVD
ホラーと知りつつ見たものの




…半端じゃなく怖いんですけど!(汗)










美咲「あーやっと終わったよ…」




そういや、今何時だ?








夜11:50…





美咲「うわ、もうこんな時間か!」






明日学校休みといっても

夜更かしは良くないよね…









まだ、風呂も入ってないんだった(汗)









美咲「その前に洗い物してから入ろーっと」









ジャー

ガチャガチャ






いつも、そうだけど…


洗い物してる時って


たいてい考え事しちゃう…






今日はやっぱりあの映画のことを考えてた




あれ怖かったなー



もう二度と見たくないって感じ…








今は洗い物してるからいいけど、




今夜一人でトイレ行けないな(汗)







てか、まず風呂に入れるかだな…(笑)







まさかウサギさんに
「今日怖い映画見ちゃったから一緒にお風呂入ろう!」
なーんていえないよなー…









頭洗ってるときに後ろにお化け立ってたらどーしよう…






や、やめよう!変なこと考えるのはっ!







で、でも窓の外から…



ガシッ!


誰かに肩を捕まれた!









美咲「うわああああああああああああああ!!!」








ガッシャン!






?「おい、美咲!」




そ、その声は?…








ウサギ「おい、どーしたんだ。いきなり叫んで腰抜かすなんて」






美咲「な、なんだウサギさんか(汗)あーよかった」







「なにがあったんだ?何で叫ぶ?」






「い、いやぁ〜色々深い訳がありましてですね〜」







「皿とコップをこんなに割る程の理由なんだろうな?」






…ギクッ!(汗)








「あ…ごめんなさい。ちゃんと弁償するから」






「そんなことはしなくていい、その代わり何があったか話せ。」







うーん…



これは…男としてあまり話したくないが…







「美咲…?」






言うしかないよね、この状況…








「実はその…今日ホラー映画を見て…」









一通りウサギさんに話した








ウサギ「そんなに怖いのか」





美咲「え?」




ウサギ「俺はあまり怖いと言うものを感じたことはない、だからお化けを気にするなんて事は考えてもみなかった…」






まぢかよ…


あるだろ、普通…







美咲「そっか、そーだよね、いい大人がお化けなんか気にしたりするのはおかしいよね(汗)」









散らばった食器を片付け
俺は恥ずかしそうにその場を去った








「待て、美咲!」








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