アマリリス

□第2章 氷の人形
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2009年12月29日

師走と言う名の通り、世間は大掃除やら新年の準備やらで忙しく動いている

ここ、アマリリスも例外ではない

「おいジオン、そっぢの資料全部シュレッダーにがけどいでくれ。」

大掃除中のアマリリス
煙たいのかヤケにセリフに濁点が入ってしまうこの人は、探偵事務所アマリリスの所長、浅霧ライカ

「私はザクのパイロットですか。というか普通、煙たくても濁点はつきません。」

なんだかんだといいながらちゃんと資料をシュレッダーにかけているのは助手兼戦闘員の藤崎シオン

「仕方ないだろう、去年の今頃ばお前のごどでバタバタしていで、大掃除してなかったんだから。埃だらげなんだよ。」
「…年末以外で掃除をしないその性格を直した方がいいですよ。」

シオンは文句をいいながらも、資料がめちゃくちゃに押し込まれている本棚を整理する

「ぁ、この写真…」

シオンは本棚から写真を見つけ、動きが止まった
気になったライカはそれを覗きこむ

「それは…」

ライカは言葉に詰まった
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