小説2

□*[ Cherish〜after story〜 ]
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愛情はなんて恐いもの。

相手のすべてが欲しくなる。








[ Cherish
〜after story〜 ]













彼の手が私の背中を撫でる。

「ん〜…一護ぉ…」

気持ち良くて眠たくなってきてしまった。
一護の膝の上に向かい合うように座り、抱きしめられる事でかなり安心してしまう。

「ほら、もう寝るぞ?」
「……今夜は一緒に寝よう?」

私がそう言うと、一護は困ったように笑った。

「また今度、な」

一応ダダをこねてはみたが、結局私はいわゆるお姫様だっこで押し入れへと運ばれてしまった。

「おやすみ、ルキア」
「ん…一護、おやすみ…」

その口づけはとても濃厚で………
彼の舌の甘い動きに、私の意識はすでに夢と現実の狭間。

「……無防備すぎなんだよ、お前は…」

そんな一護の声が聞こえた気がした。





ルキアの寝顔を見るたび思うんだ。
こいつは俺を男として意識しているのか、って。
いや、付き合ってんだからそうだろうけど……
そう、もっと深いトコロで……。


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