【あとがき】
□【有名人たちが与える影響力】
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一般人がファッションをお手本にする時には必ずと言っていいほど雑誌やTVに目を通す。
そして売れている有名人ほどお手本にされやすく若い世代からも様々な面で支持を受けている。
あなたは知ってるだろうか。
ある有名人が毛皮を着て雑誌などに出た事によって、若い世代の子たちまでもが
毛皮を身にまとう「ファーギャル」という流行が生まれた事を。
何故、あれだけ支持され尊敬までされる有名人がわざわざオーダーメイドしてまで毛皮を着たがるのか。
何故、何も知らない顔をして堂々と着飾る事ができるのか不思議でならない。
他の例では、毛皮を着すぎて海外の愛護団体から「何故毛皮がダメなのか」
という詳しい説明まで受け厳重に注意されてるにも関わらず
「動物愛護はもう古い。毛皮はどんどん着るべき」と無神経な発言をする有名人までもが居る。
他の例では「これはミンクの毛で出来てるの」なんて誇らしげに毛皮を自慢しだす有名人まで居る始末。
そして私が知ってる限り、その有名人たちは皆犬などを飼っていて動物に優しいイメージがあるだろう。
しかし、そんな有名人が毛皮を好んで着てるのだ。
衣装など自分でデザインすれば特注のオーダーメイドという形で作られる事になる。
そうすればその有名人ひとりのために沢山の動物が残酷な姿にされ痛み苦しみ死んでいくのだ。
それでも毛皮を着つづける有名人たち。
大金を出せば簡単に欲しい毛皮が手に入る。
しかし、その大金のために罪の無い動物たちが沢山死んでいくのだ。
着飾りたいという人間の勝手な欲望のせいで。
いくらTVや雑誌ですばらしい事を言ったとしてもこういう部分が改められなければただの綺麗ごとにしか聞こえてこない。
本当に動物が好きならば考えて欲しい。
「もしも自分の愛犬が毛皮にされる動物たちと同じ目に遭わされたら・・・」
きっとたまらない気持ちになるだろう。
少しでもそんな痛みがわかるのならば今すぐに毛皮で着飾ることを止めてほしいと願うばかりだ。
そして、「毛皮はノー」と言える心を持ってほしい。
何よりも着飾るために捨てられて行く命が今現在も当たり前のようにある事を
消費者である人間の私たちが、ちゃんと知り受け止め変えて行かなければならない。