【忘れてはいけない事】

□【忘れてはいけない事】
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まず、生きるという基本の中に「食べる」という生活サイクルがあります。
食べ物の種類や味付けが違っても、生きる者すべてが命で命を繋いで行くのです。
人間が毎日食事を得てエネルギーをたくわえるのを必然的にするように
その生活サイクルというものは命あるもの全てに共通しています。
食べなければ体力が落ち弱まり死に至る。
それが人間だけだと思ってませんか?

一度は人間のもとで暮らした犬や猫が居るとします。
人間からご飯をもらっていたとします。
そんな犬や猫がある日突然外の世界へ捨てられ置き去りにされたらどうなるでしょう。
変わらずに生き抜いて行けると思いますか?
自分で食料を得て飲み食いしてけると思いますか?
もしもそんな事を考えているならば大きな間違いです。

「動物はもともと野生なんだから平気」といった考え方をする人も居ますがどうでしょう。
たとえそれが「ノラ犬・ノラ猫」だとしても、一度人間のもとで暮らした動物は
「野生心」を失ってしまうので、自分で食料を得る事を忘れ警戒心をも失います。
まして、生まれた頃から人に育てられた犬や猫なんて外で生きて行けるはずがありません。
人間のエゴで捨てられ人間のエゴで拾われまた捨てられて行く・・・
その度に広い外の世界へ放り出され怖い思いをします。
もしもあなたが犬や猫などの家族を捨てた経験があるのなら今その子はどうなってると思いますか?

「実験動物」などのために売られてるか心無い人間に連れて行かれ虐待されているかもしれません。
捨てられノラとなった犬や猫が幸せな家庭へ拾われるなんて本当に一握りの話です。

もしもそんな過去があるまたは今飼ってる犬や猫を適当に育ててるという人が居るならば言いたい。

動物と人間の差は?
動物の命の重さは?

心があり感情がある人間と動物は見た目が違うだけで「生きるためのサイクル」は全く同じです。

怪我をすれば痛いし、様々な感情表現をする事だって私たち人間と一緒です。

家族なら最期まで思いやりを持って育てて下さい。

「ペットブーム」と言われている日本ですが、その裏では今日も数え切れないほどの動物たちが
人間に裏切られ決して「安楽死」とは呼べない殺され方をしています。

これから犬や猫を迎え入れようと考えてる方。
相手は電池で動いてるのではなく命の期限があります。
どうか、その期限よりも前に手放す事はしないでほしい。
最期の最期まで「生まれてきてよかった」と思わせてあげられるような育て方をしてほしい。

途中で飼育放棄したり捨てたり保健所に連れて行くようならば「最初から手を伸ばすな」って言いたい。

動物は飼い主を選べない。
だからこそ大切に命を育ててほしい。

そして、犬や猫が子供を生んでも飼い主が育てる気がないのであれば
必ず妊娠してしまう前に「動物病院」へ連れて行きオスなら「去勢手術」、メスなら「避妊手術」をしてあげて下さい。

「子供が生めなくなるなんて可哀想」とは思わないで下さい。
室内で飼われてる犬や猫は発情期に交尾ができずにものすごいストレスで落ち着かず攻撃的になり鳴き続けたりもします。
また、家と外の行き来を自由にしている犬や猫ならば発情期になると外で異性の犬や猫と交尾し子供を作ります。
人間とは違い一度に何匹も生むので、始めから「今以上犬や猫が増えたら大変だな。育てる事ができない」と思うのであれば
犬や猫の体にかかる負担や気持ちを優先し手術をしてあげて下さい。
そして生まれてくる子供たちが「望まれてない命」にならないためにも、飼い主の責任として必ず行ってください。

無責任な飼い主が多すぎるため、捨てられた犬や猫は
幸せな家族に拾われるまで沢山怖い思いをします。
夏は暑さにやられ力尽き死んで行く命。
冬は寒さに凍え力尽き死んで行く命。
人間に虐待され痛みと苦しみをまとい死んで行く命。
保健所へ連れてかれガス室でもがき苦しみ死んで行く命。
人間の「安全保障」となるため実験動物に回され死んで行く命。

もう一度よく考えてほしい。

「ペットブーム」の裏側では、救われず泣き叫んでる小さな命が存在してるという事を。

※代表して犬と猫を例に出してますが、その他の動物たちにも同じ事が言えます※

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