【毛皮について】
□【毛皮は食用の余り物?】
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「毛皮は食用動物のあまりを無駄なく使っているからいいんだ」
最近では毛皮に対してそう言いきる人まで出てきました。
しかし現実は違います。
【着飾るために捨てられて行く命】に書いてある通りです。
現実的に考えて残念ですが、毛皮のリサイクルなんて動物に優しい手段はありません。
なので「毛皮はリサイクルだ!」なんて思ってる人。
もう一度読み返してほしい。
毛皮を剥ぎ取られる動物たちは壮絶な痛みの後、食用に使われる事もなくもがき苦しみ死ぬのをただ待つばかりです。
人間が「毛皮が欲しい」と思ったばかりに。
一思いに死ぬ事さえも許されない状況の中で。
そして、良く理解して頂きたいのが毛皮の使用量だ。
一枚のコートを作るためにキツネならば約20頭。
ミンクならば約30〜60頭。
ウサギならば約100頭分の毛皮が必要だという。
たった一枚のコートのために何故?
所詮、人間の欲と見栄でしかないのだ。
他にはお財布やバッグなどに使用されている「ハラコ」をご存知でしょうか?
ハラコとはお母さんのお腹を切り開いて取り出された生まれる前の胎児の毛皮だそうです。
毛皮商品を作りたいがために何でもありといった世の中に疑問を抱きませんか?
「命の尊厳」とはよく言えたものです。
「命の尊厳」とは人間のための言葉でしょうか?
毛皮は本当に必要なものですか?
毛皮はバリカンで刈られるわけでもなければ、カットされて作られるものでもありません。
どんな動物でも毛皮ごと剥ぎ取られるのです。
最後に言います。
毛皮のために殺される動物は決して食用動物のあまりではないのです。