最期之物語之本棚ver.Z

□ヴィン×クラ 短編
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何処かの誰かの。

(ヴィン→→クラ)





「クラウド、」

ぴくり、と軽く跳ねる肩。
今日はまだ起きているらしかった。


「また宿から出てきたのか…星か?」

「……あんたには関係ない」


ガチャリ。
重い金属の音。

私の体を守るそれも、空気も。
重い音をたてる。


「違いない」


その場に座り込んで、黙って空を見上げるクラウドに習って、私も空を見上げる。


「どの星を見ている」

「青いやつ」


静かに聞くと、すんなりと答えが帰ってきた。


探すまでもなく、私もその星を見つけた。
ずっと見ていた。


(宿の窓から…)


青い二等星。


どこかの誰かの眼に似ていたから。

「やはりな」
「は?」


静かに控えめに光を放つ青。
碧。


「何時も、私も見ている」


悲しげに揺れる。


「どうしようもできない悲しみを、私も知っている」


だから、


「独りで、自分を責めるな」


悲しみの青い星。
碧い星。

それはお前の眼によく似て。
それはお前の愛した人の形見。



――――――――――

(09.06.14 初)


だからこの子誰ー!!?Σ(°д°;;)

反省orz


忘らるる都の後くらいかな。
私のヴィンセントはずっと2人が一緒に居るの見てたからね。

 樹椿のパーティー
 クラウド
 エアリス
 ヴィンセント


固定メンバー。


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