最期之物語之本棚ver.Z

□ヴィン×クラ 短編
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君色

(ヴィンセント×クラウド)





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「あそこは、暗かったか?」

暗い暗い牢獄。

「まぁな、明かりはなかった。日が差すこともなかったな」

自分で作った、精一杯の檻。


誰も近寄らない屋敷。
誰も近寄らない地下。
誰も近寄らない部屋。
誰も近寄らない、暗い牢獄。

ひっそり、ひっそり。
罪を苛む。


「物好きな奴らだと思ったな」
「俺だって思った。自分から棺桶に入ってるなんて、物好きだ」

「ふん、」


私も、思ったさ。

あんなに暗い灯の下で、
澄んだ空色の目を持って、
僅かな光を浴びて、嬉しそうに輝く髪を持って、
儚い笑みを浮かべて。


太陽のような、君。

私に光を持ち込んだ、
君。




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―――――――――
(09.02.24 初)


初めて書いてみた普通のびんくら。
つまりこれまでェ〇とか〇ロとかしか←


ヴィンセントは一目惚れする。
絶対する。
恋は盲目。


クラウドは押しに弱い。
朝に泣き出すだろう。←


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