鍵と錠と灰色

□† Aria †
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愛する者の為に

愛するモノの為に





今の自分が出来る事




消え行く貴方に

自分の手で消す貴女に



私の唄を

僕の愛を



願う事は、只一つ



最期の“時”を共に…。






     † 翁とアリア






物語には、造ったモノと真実だったモノの二つに別れる。

動物になったり、魔物を退治したり、お姫様を救出したり、人間に恋をしたり、人形を愛したり、物語それぞれ。


只、それが本当にあった事か。
誰かが造った空想かは分からない。


あった事、無かった事


それを決めるのは物語を読んだ人だけ
語り継ぐ人間は、次の世代にと
尾鰭羽鰭を付けながら、語り歩く



この物語のような人間と人形の恋物語も
何時しか、誰もが語り継ぐ物語へと
なるのだろうか。







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