小説2

□魔王2
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第二章


朝の光が窓から射し込み柔らかなベッドの感触が気持ちいい。
もっと贅沢を…と思い隣の暖かい存在に手を伸ばした。
しかし触れるはずのそこには何もなく空をきる。

「ん…ぅ?」

まだ朧気な表情で目を開けると思ったよりも上から声をかけられそちらへと視線を走らせる。

「起きたのか?もう昼前だぞ?」

そこには既にきっちりと着衣を済ませたルルーシュの姿。

「うぅ…ん…」

その姿を確認すると安心したかのように再び睡魔が襲ってきてC.C.を惑わす。
しかしこのまま又、眠りに堕ちてもかまわない…時間はまだまだあるはずだ、そう思っていると額にふわりと感触を感じ髪をかきあげられた。

「おい。起きろ。お前が起きなければ食事もとれない。」

その「食事」という言葉を聞いてC.C.はぱちりと目を開けた。

「ピザ……。」

もぞもぞとベッドから這い出すようにしているとルルーシュはそれを見て呆れたようにため息をついた。

「残念だが外出禁止だ。メニューは何が来るかわからん。」

その言葉に納得できないC.C.はムッとすると再びベッドへと体を沈めた。

「おい…起きろと言ってるだろ。」

それを見てルルーシュは再び溜め息をつくとベッドの上に自身も乗り上げC.C.を見下ろした。

「んぅ…まだ眠い…」

「C.C.」

ルルーシュはまだ起き上がる気配のないC.C.の頭部に起きろと促すようにキスをする。
しかしそれも虚しくC.C.はすやすやと気持ちいい寝息を立てて意識を手放しかけている。

「おい…」

どうしようもなく暫く幸せそうにベッドに沈むC.C.の顔を見ていたがやはりここは起こした方が後々の為だろうと考えぐいっと無理やり此方を向かせた。

「うぅ…ルルーシュ…私はまだ眠いと言っているだろ…ぅ」

ごしごしと目を擦りながらムスリとした顔をされたがルルーシュはお構い無しに強引にそのピンク色の唇に自分のものを重ねた。

「ぅ…?んぅ…!」

さらにC.C.の唇を開かせ舌を絡ませると眠そうにしていた瞳を大きく見開きルルーシュの肩をぐっと掴んだ。
絡まった舌が温かく寝起きのC.C.はそれだけでびくんと身体を揺らしてしまった。
最後に唇を軽く噛むようにされるとやっとの事で解放された。

「ル……っ!」

C.C.は唇を離された瞬間に文句を言ってやろうと待ち構えていたが一枚、羽織るようにしてきていたシャツの間からその長い指が侵入しているのに気付いて言葉を詰めた。

「こ…らっ!」

慌ててその手を掴むと引き剥がすように力を入れるがそうはさせないとばかりに耳の裏側を舐められ思うように力が入らない。

「あっ…ルル…シュッ」


その隙にルルーシュはまんまと手を完全にシャツの隙間へと入れてしまい這わせるようにC.C.の柔らかな乳房を優しく揉みしだき始めた。

「ば…かッやめ…ッ」

声を上げて抵抗するがルルーシュの手は止まる気配はない。
C.C.も最初はその愛撫を耐えていたがルルーシュの指がまだほんの赤いだけのピンク色をした突起へと辿り着くとついには抵抗をやめて甘い声を漏らしてしまった。

「あッ…んんッ…ひぅ…」


しかし抵抗を止めた途端ルルーシュの愛撫も止まってしまった。


「ルルーシュ…?」

困惑した面持ちで名前の主を見上げればニヤリと唇をつり上げた表情…。

「目はさめたか?」

とどめにこれでもかと言わんばかりにそういわれC.C.もその意図を理解した。

「ルルーシュ…悪戯にも程があるぞ…」

よっぽど遊ばれたのが悔しいのかC.C.はキッとルルーシュを睨むと前触れもなしにルルーシュの腕を掴みベッドへと引き込んだ。

「っ…わ!?」

驚いたルルーシュはバランスを崩してそのままぼふんと仰向けに倒された。
C.C.はそこに股がるように上乗りになるときちんと留められていたルルーシュのシャツをぷつぷつとはずし始める。

「お…おい!?」

「最近お前は調子に乗りすぎだ。」

そう頬を膨らませながらC.C.ははだけさせたルルーシュの身体に指を這わせる。
「っ…!」

「大体、私の寝不足はお前のせいだろ?」

そう言うとはだけた白い肌をなぞるようして唇を押し付けた。

「C.C.…」

ルルーシュはそれをやめさせようと顔をあげさせるがその瞬間にビクリとひくついてしまった。
見ればいつの間にか下半身を晒されC.C.の綺麗な自分より小さな手でしっかりと握られている。
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