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□もしも、
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「ねぇ、リーマス」

「ん?」

「もしね、もしだよ?」

「うん」

「大事なチョコがなくなったらどうする?」

「え?ハナコ食べちゃったとかそういう感じ?」

「えっ!?いやいや、違うよ。もしもって言ったじゃん」

「そう…(残念)」

「…で?どうする?」

「そうだなぁ、誰かに食べられたのなら…五倍にして返して貰うよ」

「ふーん」

「それから…」

「まだあるのっ?」

「うん。似合わない髪型で一ヶ月過ごして貰おうかな。それから僕のパシ…言うことは聞いてほしいよね。あっ、あと、もし好きなコがいるなら、僕が横恋慕してもいいな」

「あっははは!」

「?」

「シリウスー!聞いたー!?」

「あっ!ばっ、ハナコ…!」

「シリウスがどうかしたの?」

「わ、わりぃリーマス…」

「そう、ねぇハナコ?シリウスにはどんな頭が似合うかなぁ?」

「えっ!?マジで!?」

「んー…パンチパーマ?」

「うん。似合う似合う。シリウス」

「…なん、だ…?」

「好きなコいるの?」

「はぁ!?」

「い・る・の・?」

「なんかもう、勘弁して…」

「だってさ、ハナコ。こっちおいで」

「え?」


ぎゅううううう


「さて、後はチョコ買ってきて僕の使いっぱしりになるだけだよ、シリウス?」



もしもの話は大概本当
(リリリ、リーマスっ!)





end.
20090629

 

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