本２
□恋する動詞
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001.焦がれる
いつからだろう
考えるのは君のことばかり
頭がどうにかなってしまったようだ
君が今何しているか
君が今何を考えているのか
君のすべてが知りたくなった
ああ、そうか
(これが恋か)
002.追いかける
思えば、背中ばかり見ていた
手の届かない相手だと、わかっているのに
どうして追いかけずにいられないのだろう
ずっと追いかけるばかりなら、もういっそ
(言ってしまえたら、どんなに楽なことか)
003.諦める
簡単に諦められるような人なら、最初から好きになったりなんかしなかったのに
こんなに大きな存在を
こんなに大きな感情を
忘れることなんてできるんだろうか
004.懐かしむ
君と過ごした日々を、懐かしむことすら出来なくなった
だって、思い出す度に涙が出てくるんだ
笑顔の君がそこに居るから
(瞼の裏に棲む君は)
(いつまでも変わらずに笑っている)
005.望む
こんなの、望んでた結末とは違う
こんな未来を想像してた訳じゃないんだ
もっと笑わせてあげたかったのに
(どうして、僕は)
006.願う
ずっと傍に居る事が当たり前だなんて思ってない
いつか壊れてしまうモノなら、最初から…
けれども願わずにはいられない
(もう少しだけ、もう少しだけ)
007.想う
どうか笑わずに聞いてほしい
僕はいつでも君の事を想っているよ
なんて、もう、
(聞いてもらう術も無いのだけど)
008.見つめる
ずっと見つめていれば見えてくるものがある
君の目線の先に居る男の存在
俺と居る時には見せたことの無い表情
(そんな君を、見つめることしか出来ない俺)
009.悩む
悩んで、迷って、間違えて
それが恋だと言うなら、神様
この感情は、きっと
(恋なんかじゃ、無い)
010.惚れる 【05】
「ねぇ、恋愛ってさぁ」
「うん」
「先に惚れた方が負けって言うよね」
「…うん」
「負けたのは僕と君、どっちだろうね」
答えは分かりきっているのでしょう？
(あぁなんて憎たらしい、そのしたり顔)
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