novel*00

□I Love you
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「初めまして、マリー・パーファシーです」



蒼白の髪の毛を揺らしてその人はやって来た。

「アレルヤの彼女か?」
「「っ!」」
刹那がぼそりと言う。
その呟きに、当の二人、アレルヤとマリーという女性は顔を赤くした。
それを見て自然に笑む。
その笑みを見て、一層アレルヤが顔を赤くする。

「こいつら、人がせっかく探してるってのにキスしてたんだぜ」
「…っ!ロックオン!」
それを刹那に言わないで!と、必死な形相が訴えていた。
「別にいいじゃねーか。事実なんだしよ。俺も愛しの相手とキスしたいなー」
ニヤニヤしながらその視線は刹那へと向く。
刹那は、その視線に気付いたが何のことだ?て、首を傾げた。
そんな不埒な目線に沙慈はいち早く気付きロックオンを睨みながら、ロックオン
と刹那の間に割り入った。
刹那は沙慈の謎の行為に怪訝な顔をした。

そんな時、気まずそうにしているアレルヤの視線に気がつく。
その意味を悟ったのか、
「俺は大丈夫だ」
「!」

刹那のいきなりな発言に、この場にいたアレルヤ以外の皆が怪訝に思った。
だが、アレルヤはその意味がわかったらしい。
「…アレルヤ?」
マリーが心配そうにアレルヤの顔を覗き見る。
「ハレルヤは、幸せだったか?」


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