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□幸せの中の悩み
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「露ー、レフュジー」


遠くで仲良く遊ぶ男女の幼子を呼ぶ。

2人は呼ばれたのに気付いて、こちらに向けた顔はとても嬉しそうに輝いた。


「「パパー!」」

2人は名を呼んだ男性の元に駆け寄って腰にタックルするように抱きついた。
男性は大して衝撃がないかのように2人の頭に手を乗せて少し屈んだ。

「今日はママが帰ってくる日だからたくさんご馳走を作ろう」

そう言って、男性は両手で幼子たちと手を繋いで家路についた。













「あの監督ってほんと石頭っ!あそこは…」


グチグチと仕事の愚痴を吐き出し始めたシェリルにアルトは苦笑した。


我が家に太陽が戻ってきた。

そう、アルトは思った。


「もうあんな奴とは仕事しないわっ!」

自己完結をしたシェリルは、一段落してアルトへと視線を戻した。

「私がいない間露とレフュジーはどうだった?」
「相変わらずだよ」
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