バサラ小説

□寝不足の日にて
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流石に…流石に四週間も寝てないってヤバい…。
ってか偵察でまず一週間…ひとまず休もうとすれば泥だらけの着物や破れた着物らしき物体の山を見つけてしまい、女中さん達は何をやってんだとそれらを片付け、それから城の一部を損壊した旦那と大将に説教を小一時間…その後に仮眠を取ろうとすれば豊臣に動きありとの部下の報告が入って自らそれを確認しに向かって気がつけば二週間が過ぎていた。
二週間ぐらいならまだ耐えられると、とりあえず豊臣が浅井とぶつかりすぐにはこちらに来ないと確認し一応大将に報告をしたあとさて寝ようとすれば、今度は旦那が鍛練に付き合えと言って聞かず無理矢理付き合わされた。
旦那の気がすむ頃には昼間明るかったはずの空が夕焼けに染まっていていい加減疲れ今度こそ眠りにつこうとすれば、今度は織田に動きありとの報告が入った。
それも進行方向を変え武田の領に入るか入らないかの境まで近づいて来ているときたものだからこれはまずいとすぐに向かった。
しかし様子を見ていればこちらを通り過ぎて行くようだとしかし油断ならないと見張ってから5日たち、完全に去って行ったのを確認し向かった先を確認しに5日かけそれから大将にその報告も済ませたあと、流石に頭痛がし始めたので少しでもいいから仮眠を取ろうとすれば今度は何やら異臭がする。
なんだと見にいけば旦那が台所で何やらしていて見れば見るも無惨な物体が手に握られていた…。
それも異臭はその物体の中に入れてるものからで…聞けば小腹が空いたので誰かに頼むのもどうかと思い自分で握り飯を作ろうとしたらしい…がそもそも頼めばすぐにそんなもの出せるし、それに旦那が中に入れていた具は腐ったイカでなんでこんなもん入れてんだと怒ればザビー殿に貰ったのだから受けた恩恵はいただかなくてはとそんな事を言い異臭…というより悪臭のそれを平然と入れていく様に吐き気を通り越して気絶しそうになり…しかしそんなヘマを自分がするはずがなく握り飯は自分が作るから旦那はここから早く出てけと手を洗わせてから追い出し空気を入れ換えてからちゃんとした握り飯と汁物もつけて出し、それを終えたあと腐ったイカをいれた握り飯をご飯がもったいないと泣く泣く捨てさて寝るようかとやっと久しぶりに足を踏み入れた屋根裏にある自分の部屋に入るとそういえばまだ目を通してない報告書とかあるんだったなと後回しにすると後で苦労するのは自分なのでとりあえず目を通していれば
1日が終わっていた。
いい加減吐き気がすると寝ようと横になれば旦那に叫び呼ばれた。
またなんだよ寝かせろと行けば政宗殿に書状を渡して欲しいと頼まれ他のやつに頼めと言えば、政宗殿は佐助以外の忍は好かないだのなんだのと言われ結局自分が行くハメになり三日間かけて同盟国である奥州に向かいそして今にいたる。
 
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