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□狼の遠吠え
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━━I have a initiative?
「きゃ、ちょっと…裕史っ」
「うるさい、大人しくして?」
何時もは強気な葉月を黙らせる。
今日だけは、
というかこういう時だけは、男がリードしなきゃ、なんて、俺のポリシー。
葉月の身体を愛撫すると、何時もは聞かないような色っぽ過ぎる声で鳴く。
「葉月?ココがいいの?」
「やだ…裕史っ」
葉月の否定は肯定。既に分かり切っている事。
真っ赤な顔にそそられる。
「葉月っ、素直だね…」
「…なに言ってんの?裕史。顔赤いよ?早く帰ろうって言ってるじゃん!」
「うえ…?」
脳内ヴィジョンと違う、現実の世界。
何時も通りの、教室。
何時も通りの、素直じゃない葉月。
「ねー葉月?今日はいいでしょ?」
「無理」
「…ちゅーしたい」
「駄目」
ほら、素直じゃない。
でも、そんな君を好きな僕だから、君の言葉を振り払うこともしない。
いや、出来ない?
意気地なしって言うのかな。
━━いいえ、主導権は君。
狼の遠吠え
全部僕の妄想。
(現実でも妄想でも、君の否定は肯定なのに)
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またこれよくわからない←
難しーい