dreamin'
□報われない思いを
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(やっぱり、俺じゃないの)
「ああああ〜舞ちゃん可愛い〜」
「…何しに来たんだよ、徹。」
「えー、来る理由とか要るようですか?僕たち、幼なじみでしょ!」
「…キモイ」
「ひっでぇ!んあ、舞ちゃん!どこ行くの?」
そう言って舞を追いかけた。
嗚呼、まただ。
俺の所に来たのは、只の口実だろう?
ずっと、ずっと近くで見てきた。想いは叶わなくても、近くに居たかった。
忘れようと思って、女で遊んだりもした。
でも、忘れられないんだ、
多分一生好きなんだ。
これからも、お前が結婚しても、俺が結婚するとしても。
「早く帰らねーの?」
「ああ…」
伝えたい、けど伝えられない。伝えたら、壊れてしまうかも知れない。軽蔑されて、嫌われてしまうのでは、と。
「優人?早く!此処、見てみろって」
お前がそうやって、優しくするから、嫌いになれない。
どっぷりと、浸かって抜けられなくするのもお前。
全部、お前のせい、徹。
(認めたくなかった、こんな想い。選りに選ってお前を)
報われる筈のない想いを、胸に。
***
や やっちまいましたね^p^
すみません