ふたつのスピカ
□空色スケッチ。
2ページ/4ページ
鏡は、その者の動きを写す。
私は、私ではなく、もう一人の"私"にならなければならない。
私は、鏡。
それが、私の生まれた意味であり、存在理由。
鳥籠の中、夢見る小鳥は、
羽を伸ばすことも出来ず、
無論、はばたくことすら出来ず、
―唯、空を見上げた。
見上げる空は果てしなく広く思え、
自分の存在はちっぽけで
消えてしまうんじゃないか
そんな風に感じた。
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ