03/13の日記

23:07
『しあわせしか知らないの。』
---------------
黒い瞳、黒い髪、落ちる様なわら、い方、


(何処に、)


清溢に、光を通さない深いふかい水の底みたいに


(あの人は)


道端の石を見て、蹴りもせずに、花を見て、摘むことも
しないで、


(行くの、)


優しい風も、暖かな陽射しも、ここにはあるの、に


果物だって、お菓子だって、毛布も、綺麗な海だって

それなのに



(てのひらのうえだけじゃいやだなんて、
ぼくをおいて)


銀のスプーンで、ミルクを混ぜるように、

夜に溶けた、の



(ぼくは夜なんてしらないけれど)









ーーーーーー
幸せの中だけで生きてるのって反対に不幸なのではないかな、と。
水底の話を聞いたことはあっても見たことはない。夜の暗さや不安も知らないけれど、星も月も知らない、

きっと、つまんないね

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ