晴嵐-seiran-
□@ 天真爛漫人間
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30分程前
『や、ハイジ。先日はどうも。』
『今日は鍋だよ琴葉。』し
『嗚呼スギさんも。』
『スギさん?』か
『僕のことだよ。ほら苗字が杉山でしょ?』し
『でも神童さんをそう呼ぶのは琴葉さんくらいです。』む
『先日って何時の事だ?』は
『ハイジさん何やったんですか』か
『夜中に電話をかけてくるな。』
『あーあれか。悪かったな。』は
『立ち話も何だしあがったら?』し
『嗚呼そうだハイジ今日の手土産。』
『焼酎か。ビールもあるからそっちから先に飲もう。』は
『何だ琴葉来てたのか。』ゆ
『あー御岩先輩ー。』
『その呼び方はやめろよ・・・。』ゆ
『『琴葉姐さんだー』』じ&じ
『城兄と城弟ー』
『その呼び方やめてよー』じ(じ)
『ひどいー』じ(た)
『おー刹那じゃねえか』に
『どうもニコ毒先輩?』
『ニコチャン先輩も刹那もほどほどにしとけよー。』き
『サカヨ先輩新入りってどれ?』
『どうも、琴葉先輩。』お
『あー茜ちゃーん』
『どうした走、一人で固まって。』は
『いえ何でもないです・・・』か
嗚呼やっぱり分からない。何でこうも俺ばかり絡まれているのだろうか。
「じゃあ蔵原、アダナ何がいい?」
「・・・え?アダナですか?」
「いくつか候補はあるんだけどー・・・」
「何でもいい、ですけど。」
「走、そこはしっかり否定しておくのを薦めるぞ!」
「え、ハイジさん?」
両隣から色々な言葉が飛び交っている。アダナって何だ。蔵原のままでいいよ
「候補は、走っちとクラリンと・・・」
「走でお願いします!!」
まともな選択肢ないだろ!!何だコレ、イジメか?新手のイジメなのか?
ただ双子の部屋でそれぞれ座り込んで酒飲んでるだけ、だったのに・・・。しかもハイジさん以外微笑ましく見守ってるだけだし。
「そこまではっきりイヤだと言ったのは君が最初だよ・・・」
「なんて呼ぼうか迷わないでください・・・。せめて走で。個人的には蔵原が一番いいですけど。」
「あれ?でもアオタケの面々は走だろ。蔵原なんて誰も呼んでなくない?」
「・・・いつの間にか皆さん走になってたんです。」
「ふーん、じゃあ走でいいか。普通の呼び方じゃつまらんけど。」
つまらんって何だつまらんって!(走心の叫び)この扱いは何なんだろう・・・。
色々と破天荒な人だということは分かった。あと色素が薄い。で、ワク以上にワクだということまでは。
最大の謎は・・・なんであそこまでアオタケの住人に好かれているのか、だと思う。
To be continued?
20:49 2009/01/07