チーム・バチスタの栄光

□水族館パラダイス
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ゆらゆら   ゆらゆら
居間には熱帯魚がたくさんいる大きな水槽があった。中では気泡がぽこり、と吐き出されてる。

目の前には湯気のたつ紅茶。砂糖をいくつも入れようとする真理子さんを止めたのがついさっき。彼女は買い物へ行ってしまった。
そして、今の時間は午後3時。一般的には、ティータイムと呼ばれる時である。
なのに、なぜこの白鳥は、肉を食べているんだろうか。
思わずじっと見ていると、ふと顔を上げた白鳥と目が合った。

「ナニ、惚れた?」

「いや全く。何で肉を食べているのかと思って」

「(ずばっと言うなあ・・・)ん、なんとなく」

さらと問題発言。どうやったらなんとなくで肉を食べることができるのだろうか。
と少しげんなりとしつつ、ため息をひとつつく。

「ねーねー琴葉ちゃんどっか行きたいとこある?」

「(ちゃん・・・?)別に無いけど・・・。どうして?」

「僕がどっか行きたいから」

私を建前にして子供がよくいくようなところへ行きたいのかよお前、とまた少しげんなりしつつ、紅茶を一口飲む。

「僕が運転して連れてくからさー」

「絶対嫌だよ。事故にあいそうだからね」

「うわ、刹那ちゃん酷いー」

「刹那ちゃん・・・?」


東城医大スタッフによる神様観察日記
〜ロジカル・モンスターは神様を水族館へ連れて行きました〜

ほらほらイルカ!海の豚だよ!!いや失礼でしょう。あ、ペンギン。

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