エターナルストーリー

□ドレイク討伐
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「そーれ、【挑発】!」
 ジールがドレイクをひきつけ、戦闘が始まった。クルトはすぐに死角へ回り、短剣を構えてニヤリと笑う。
「【ハイド】」
 ふっとクルトの姿が消える。ジールはドレイクの噛み付きをかわしつつ、剣で太腿を切り裂いた。しかしドレイクは怯むことなく、さらに攻撃を加えてくる。
「【スニークアタック】!」
 突然、クルトがドレイクの頭上に現れて攻撃を仕掛けた。ドレイクは頭に強力な一撃を喰らい、ふらつく。
「すごい、効いてる!」
「油断しないで、来る!」
 クルトがそう言うと、ドレイクの口から赤い炎が溢れ出した。それは勢いを増しながら、口内で燃え盛る。しかし吐き出される直前、クルトが動いた。
「【ショックストライク】!」
 シュッ、と高速で短剣が振られた。ドレイクは刹那の斬撃を受け、瞬間的に意識を失う。フレイムブレスは、中断された。
「こういうタイミングで失神させるの!出来る?」
「やってみるよ!」
 クルトの試すような訊き方に、ジールは笑顔で頷いた。ドレイクは頭を振って我に返り、再び攻撃を仕掛けてくる。
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