エターナルストーリー

□アリシアを懸けて
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 リフェール練兵所に入ったジールとアリシア。周りは、たくさんの人であふれかえっている。
「うわ〜、すごい!」
 あちこちで響く金属音を聞いて、ジールが興奮気味に言った。アリシアもせわしなく辺りを見渡している。
「すごく活気があるわね」
「ラキはどこだろ?ここにいるはずなんだけど…」
「よう、ジール」
 ラキがジールの後ろから話しかけてきた。ジールはすぐさま振り返り、ラキに笑いかける。
「ラキ、久しぶり!」
「ああ、頑張ってるみたいだな」
 ラキがジールの頭に手を乗せて撫でた。するとその様子を黙って見ていたアリシアが、1歩前に出てラキに話しかける。
「はじめまして」
「ん?あ、はじめまして。ジールの友達か?」
「そう。アリシアっていうんだよ」
 ジールがアリシアを紹介すると、ラキは笑顔でアリシアの手をとった。
「アリシアさん、お会いできて光栄です。俺はレベル9スカウトのラキ、彼女募集中です。よろしく」
「え、ええ、よろしく…」
 若干引き気味のアリシアに、ラキはにこっと満面の笑みを向けた。
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