エターナルストーリー
□ラキのレクチャー
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「やったぁ、剣ゲット！」
アック区のクエストを終えて、無事に剣を手に入れたジール。新米ファイターがよく使う、ブロンズソードだ。
「うん、持ちやすいや。やっぱおれには剣が合ってるみたい」
「まあ、ジールには斧とか槌は向かないな。あれは重いから」
嬉しそうに剣を振り回すジールから少し距離をとりながら、ラキが苦笑混じりに言った。するとジールは剣を腰にかけ、むっと口を尖らせた。
「ラキ、それっておれがチビだって言いたいの？」
「そういうこと。牛乳飲めば斧や槌も使えるようになるかもな」
冗談っぽく言ったラキに、ジールはムキになって言い返した。しかしラキは笑ってそれを流し、ジールの頭を撫でる。
「はっはっは、悪かったよ。それより、早速モンスターと戦ってみようぜ。南フラップ草原で、俺が基本的な戦い方を教えてやるからさ」
「モンスター？行く行く！南フラップ草原行く〜！」
「決まりだな。南フラップ草原へはアック区の北西から行くんだ。ジール、行こうぜ」
「うん！」
満面の笑みでジールが頷くと、ラキは北西に向かって歩き出した。ジールもそれについていく。