翡翠Main

□イノセント U
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(…おかしい)

相変わらず秀麗な眉目に深いシワを刻みながらイザークは黙々と業務を熟していた。
文化祭はもう明日、残す仕事も後わずか、生徒会の業務は一通り終わる。
 喜ばしいはずだがイザークの顔は充実感のカケラもない曇った表情だ。

「アスランが来なくなったな」

ポツともれたディアッカの一言に思わずぴくりとイザークが反応する。
しまった…地雷踏んだか、とディアッカは怒鳴られる構えで肩を竦めるが、想像していた声はイザークから発せられることはなく。
…不気味な静寂が室内に広がった。
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