☆NOVEL☆
□ALL FOR YOU〜すべてをあなたに〜
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「いいぞ、いいぞ、慧ちゃん。もっと色っぽく」
カシャカシャとスタジオ内に鳴り響く、シャッターの音。
眩しすぎるほどのライトの光。
私はカメラマンを誘うようなポーズを取る。
グラビアポーズの中で、一番、嫌いなポーズを。
私らしくない〈女の私〉を演じなきゃいけない。
好きでもない男の人に。
私がこの世で苦痛を感じる時…
仕事の中で、もっとも嫌いな時間……
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