☆MEMORY NOVELU☆
□若葉マークのバレンタイン
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「愛音」
「ん?」
部活を引退して、いつものように、後輩達の練習相手し終えた後。
部室で着替えていたら、先に着替え終えた真帆が雑誌を広げながら、こう言った。
「バレンタインデーはどうするの?」
「え?」
「池上くんと付き合って、初めてのイベントでしょう?」
しかもクリスマスは、ウィンターカップだったし…と真帆。
「…そうね」
「だから初イベント。で、それがバレンタインデーなんて…」
「……」
「で、本当にどうするの?」
「どうするって言われても、渉とは何も約束してないから…」
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