小説

□sEvenTh heAveN
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【sEvenTh heAveN】





クイズ番組の収録が終わった。
みんなそれぞれの楽屋に戻って帰る支度してんだろーな。
俺はケータイ弄りながらそんなこと思ってた。

「じゃ僕帰りますね」

ケータイをパコンとたたみながらのっくが立ち上がった。
笑顔で手を振りながら。

「んーあっ、今夜俺んちに飲みにこない?」
「あー…明日収録入ってるんです…」
「そか、うん、じゃーまたね」

のっくは俺に何回も礼をしながら楽屋から出ていった。
そんなに謝らなくても…。
で残ったのが俺とつるのさん。

「つるのさんはー?」
「え?何?」
「…聞いてなかったの…今夜俺んち来ませんかって」
「そだな…うん、多分大丈夫」
「よっし!じゃー9時に来てくださいっ!いろいろ用意しときますんで」
「わかったー」

俺は急いで鞄持って楽屋から出た。
なんかワクワクしてた。
だってつるのさんとかのっくと飲んでると楽しいんだもん。











俺は缶ビールを10本以上と適当に買ってきたつまみをバーっとテーブルの広げた。
それからソファに座ってじっとつるのさんが来るのを待った。
多分体ウズウズしてたと思う。

ピンポーン

インターホンが鳴ると同時につるのさんの声が聞こえた。
もう家に入ってきたらしい。

「いらっしゃいっ」
「…すんげー笑顔だな」
「だって待ってたんですもん」
「そっか…おじゃましまーす」

そんなに笑ってたのかな…。











「それはつるのさんだって答えられなかったでしょー!?」
「そ、それはそーだけど…けど確実に俺のほうができるだろ」
「わー!なに優越感に浸ってんのー!」

俺はつるのさんを押し倒した。
そんで脇をこちょこちょした。

「わっ!ちょ!ゆっ!」
「罰ですよ罰!偉そーにするなー!」
「ゆ、すけっ、くくっ、や、やめっ」
「やーめーまーせーん!」

やってるうちにだんだんつるのさんのシャツが脱げていった。

「はは、は………」
「や、やめ、ろって……雄輔?」
「……つるのさんってキレイですよね」
「…?はぁ!?」
「あんま筋肉ないしさ…」
「ちょ!!ゆーすけ!」

思わずシャツを全部まくって上半身を裸にさせた。
つるのさんは顔を赤くして恥ずかしがった。

「な、にすんだよ…」
「……ね、舐めていい?」
「は…はぁぁ!?」

俺は間髪容れずつるのさんの乳首を一舐め。

「っ!!ぅくぅ…」
「へへっ…やっぱ感じちゃうだ」
「ばっか…」

つるのさんは身を竦めてビクッと震えた。
ほんと可愛いなぁ…このおっさん。

「な、もうやめへって」
「俺酔ってるから〜…止めるの無理かも」
「へ?…んっ」

隙ありすぎ…簡単にチューできちゃった。
若干アルコールの味がする口内は熱っぽく、とろけそうな感じ。

「あ、ん、ふ、ぁ」
「やべっ、つるのさん…すげ、気持ちいい」
「ゃぁっ」

絡み合う舌―
変な音が鳴るともっと気持ちいい。
チューすんのってこんなだったっけ…。
もうわけわかんなくなりそー。

「んくっ……ゆ、すけぇ」
「…欲しい」
「え…」
「もっとつるのさんが欲しい」

首筋をゆっくり舐めた。

「んぁっ」
「そんな声出しちゃって…つるのさん可愛すぎっ」
「…るさっ」
「…もっとチューしよ」
「ぅっ…」

…好きになりそう…。











「…んぁっ」

朝?…っていうか頭いてー。
昨日飲み過ぎたか…。

「ふぅ……つるのさん、朝ですよー」
「……ん…ゆ、すけ…」
「おはよーございまーす」
「ん〜…おはよ……って」

つるのさんはバッと起き上がって俺を見た。

「こんのやろー!なんてことすんだよ!!」
「いきなりなんですかー!」
「それはこっちのセリフだっつーの!勝手にキスしたり、乳首舐めったり!!」
「だってつるのさん可愛いんですもん!」
「なっ!!ば、バカ!恥ずかしいこと言うなよ!」

俺から顔を反らすと、耳が真っ赤になってるのがわかった。
“可愛い”って言われたくないの?

「…そんなことより」
「おい、そんなことって…」
「つるのさん、俺のことどー思う?」
「は?………雄輔は雄輔だけど?」
「そーじゃなくて…もっとこう…感情的なこと」
「……好き、だよ…変な意味じゃなくて、人間として」
「そっか、よかった……嫌われたかと思った」
「そんなわけっ…」

俺はつるのさんに抱きついた。

「ゆ…すけ?」
「ごめんなさい」
「…別に謝る必要ねぇだろ………っていうか!俺いつまで裸なの!」
「あ、あぁ!忘れた…俺のでよければ使ってください。今取ってきますから」

よかった…。
つるのさんがつるのさんのままで。
変わってたらどーしよーかと思った…。

「つーるーのーさーん、どれにしますかー」
「…選ばせるんかい…」


END

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