小説部門

□瞳の奥
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お題 :瞳の奥

いつも感じていた

たぶんずーと前から
気づいていた

おまえはいつも瞳の奥底に俺の知らない奴が映っているような気がするんだ


それはいったいどんなやつで…誰…なんだ?

そんな質問を投げ掛けるほど俺は野暮な性格じゃない


ただいつも思う

俺の雨はルキアがいたから止んだ

でもおまえは…ルキアはまだ止まないんだろ…?



その瞳の奥の存在がいる限り




いつかは越えたい
その瞳に映るもの(俺)すべてが瞳の奥の存在を越える日がくるように


そう、願った雨の日の夜



 

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