スペシャル 捧
□シュガーバニー
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目が覚めると、隣にはぐっすり眠る雲雀さんの寝顔。
しっかりとオレを抱きしめながら眠っている。
少しの間、雲雀さんを見つめて、時間を確認しようと起き上がろうとすると……
「! いっ!」
腰や足の関節が痛くて悲鳴を上げそうになる。
「……ん。 綱吉?」
ごそっと起きた雲雀さんの声は少し掠れている。
そして、更に近くに抱き寄せる。
「おはよーございます」
「ん、おはよう」
朝の挨拶を交わすと、おでこと口唇に触れるだけのキスをくれた。
「…痛くない?」
雲雀さんはそう言いながら、オレの蕾を指で突く。
「あっ! 大丈夫です…たぶん」
少しはにかむような笑顔をされて、オレはドキッとしてしまった。
すると、蕾を突いていた指がツプッと侵入してくる。
「んぁ、ひばりさっ」
中を蠢く指と共にくちゅくちゅと厭らしい音がする。
「あんなに、シたのに…」
「クスッ…嘘。 もう少し寝よう」
指は引き抜かれて、おでこを合わせられる。
「もうお互いに出ないだろうしね」
静かに笑いながら、オレのウサギ耳を撫でてくれる。
まだ消えてないんだと思いながら、重くなる目蓋を閉じた。
→あとがき