スペシャル 捧

□シュガーバニー
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キキー キュッ

「さぁ、着いたよ」

「……はい」


オレは今、雲雀さんの家の前。
飴玉を飲む前に雲雀さんがオレに…

『綱吉の家だと鳴かせられないから、僕の家に行こう』

まるでリボーンの声が聞こえてたみたいだと思った。
そして、オレを抱えると窓から降りて、バイクで数分。

ガチャッ

「……お邪魔しまーす」

雲雀さんしか居ないけれど、いちよう。
というか、靴なんて持ってきてないから雲雀さんに抱えられて。

玄関に入るなり、雲雀さんは浴室へと歩く。

「寝巻きで連れて来たから身体冷えたでしょ?」

「少し……」

確かに肌寒かったけど、雲雀さんはバイクの後部ではなく、オレを風から遮るように前に乗せてくれた。

「早くシャワー浴びて、布団で一日ゆっくりしよう」

そう言いながらオレのパジャマのボタンを外していく。
じーっと雲雀さんを見ていたら、おでこにキスされる。

「クスッ。 布団まで待てない?」

なんのことだろう?と思って、雲雀さんがズボンと下着を一緒に下げると……

「!…あっ…」

丸裸にされたオレ自身は既にゆるゆると起ち上がりだしていた。
恥ずかしくて雲雀さんに背中を向けると、服が落ちる音がした。

「綱吉、あーん」

雲雀さんはオレを後ろから抱きしめて、リボーンにもらった飴玉みたいなのを口元に寄せる。
てか、雲雀さんの当たってるからっ!

「〜……あー」

オレが口を開けると、親指と人差し指が侵入してくる。

「ねぇ、そのまま舐めて?」

コトリと口の中に落ちたそれと、侵入したまま出て行かない人差し指。
耳元で囁かれる雲雀さんの声。

「ふっ、ぅん」

舌をなぞられる感覚がキスされてるみたいで、オレは一生懸命に舌を絡める。

「……僕も布団まで我慢出来ないかも、綱吉の所為で」

ちゅぷっ

人差し指が抜けるのが分かって、口を開いたらオレの唾液が絡まって糸を引いた。
その指はそのまま降下して、完全に起ち上がったオレ自身から出る蜜の穴を押す。

ゾクゾクッ

背筋に上った快楽と共に口に残っていた飴玉のような物を飲み込む。






パフっ パフっ

「?」

猫耳と同様、効果はすぐに現れて……
ペタペタと触ると垂れた耳がついている。

「……犬?」

「違うよ。 ……尻尾かわいい」

そう言って鏡に映されたオレ。

「えっ、と……」

横向きに映されたオレのお尻のところには丸い尻尾。
意識するとピクピクと動いた。

「……ウサギだよ。 日本でよく見かける白いウサギじゃないけど」

「ウサギ……」

「さぁお風呂入ろう、綱吉」







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