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□【青空】
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 そういえば、あの人たちはどうしてるんだろ?
 パッタリ姿を見なくなったけど。
 ……まぁ、またどっかで変なことでもかんがえてるんだろうけど!


「やべっ!本気で入学式、遅刻しそうだぜ?」


 そんな風に今までのことを振り返ってたら、山本が腕時計を覗きながら慌てたように叫ぶ。


「マジかよ!? 急ぎましょう、十代目!」

「う、うん!!」


 山本の声にすぐに反応した獄寺くんは、オレの腕を掴み走り出す。

 それにしても、なんか意外だなぁ。
 こういったら何だけど。獄寺くん、こういうのサボりそうなのに。
 真面目になったんだ。
 オレ、今まで勘違いしてたみたいだね。
 ごめん、獄寺くん!
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