novel

□空の上から
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3年間好きなコトやらしてもろて、卒業したらちゃんと区切りつけてお父ちゃんの仕事を手伝う。

それがボクの高校生活。もう決まってるコト。タイムリミットまで3年しかあらへん。

不安とか期待とか色んなもんが混じった気持ちを抱えて入学した羽ヶ崎高校。

そこでキミと出会ったんや。

キミはボクの心の中でどんどん大きなっていっていつからかキミと過ごす時間が多なった。

ほんわかしとって、笑顔がキュートで、ぴったんこしてたら心がぽかぽかするねん。

キミとおった3年間がボクの高校生活の全てになる。

ほんまはな?ほんまはもっとキミと一緒におりたいねん。

キミがこの先どうやって生きていくんか見ときたいとか、そんなキミを支えていってあげたいとか。

1人になって考えるのはいつもキミのコト。


でも・・・ボクにしかできへんコトをせなあかんやろ?

キミはそんなボクの秘密を知って、無理強いするわけでもなくボクの負担にならへんように
そっと背中を押してくれた。

何を知ってもボクの隣で笑ってくれてたんや。


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