novel
□いつかハリー様も♪〜拝啓、ハリー様☆続編〜
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オッス。
ReDCro’Zの活動休止から半年。
俺は実家の銭湯でバリバリ働いている。
昔はよく手伝ってたから仕事にはすぐに慣れた。
はばたき市にいる彼女と会えないのは少し寂しいけど・・・
いや!別にそんな寂しくねぇけど!
親父の手術もうまくいったし、ReDCro’Zの活動再開もそろそろ考えないとな〜。
そんな事を考えながら番台に立っていたらお袋がダンボールを持ってきた。
「幸、事務所からよ。またファンレターみたいね。活動休止してるのにあんたたちの人気もすごいわねぇ♪」
そう言いながら嬉しそうにニコニコしている。
やっぱ親が応援してくれてるってのは嬉しいもんだ。
その日の夜、自分の部屋に戻ってダンボールを開けてみた。
相変わらずみんな応援してくれてるんだな〜。
はぁ〜嬉しい事してくれんじゃんか。
自然と顔がにやけて慌てて頬に力を入れた。
ん?この苺柄の封筒・・・なんか見た事あるよなぁ・・・
え〜と・・・あっ!!!!
あの時の手紙だ。
ちょっと開けるの気が進まねぇけど、ファンを大切にするハリー様としてはちゃんと読まねぇとな・・・。
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