短編小説
□黒いチョコが嫌いな理由、白いチョコが好きな理由。
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黒いチョコが嫌いな理由、白いチョコが好きな理由。
2月14日 アルトマーレ学園にて、
女子達「きゃあ〜ミーティア様〜」
ミーティア「……。」
ミーティアは、女子達にチョコ(殆ど本命)を貰われていた。
ライチュウ♂「チェ、良いよな、ミーティアだけ、あんなにチョコ貰ってさ。」
ピカチュウ♂「でも、一度も食べた所、見たこと無いね。アース、何か知ってるか?」
アース「ああ、それか、それなら屋上に来い。」
屋上にて
ライチュウ♂「よし、早速聞かせてくれよ、ミーティアの話。」
アース「あれは、数年前の話だ…。」
数年前…
ミーティアの自室
ミーティア「しょうがない…食べるか…。」
其処には、山積みのチョコが有った。
ミーティアは、一つのチョコを食べた。
ミーティア「……!?」
ミーティアは、吐き気を感じ、直ぐにトイレに行った。
アクア「お兄ちゃん!? どうしたの!?」
ミーティア「オウウウ……」
先程食べたチョコを吐き出すミーティア。
ミーティア「ゲホッ!! ゲホッ!!ゲホッ!!……下剤でも入っているのか是!?」
アクア「お兄ちゃん!? 大丈夫!?」
ミーティア「問題無い…!?」
ミ
ーティアは、チョコの山を見て震え始めた、
ミーティア「何だ!? この体の震えは!?」
アクア「!? お兄ちゃん!?」
ミーティア「…………。」
ミーティアは、それ以来、チョコを食べれなくなってしまった。
エール「んで? 何? 作戦って?」
アクア「お兄ちゃんにチョコを食べて貰う作戦!!」
エール「でも、ミーティアは…、」
アース「ホワイトチョコにすれば?」
エール「えっ!? そんな適当な…」
アクア「!!! それだ!!」
エール「ええっ!?」
アクアは、取っておきのホワイトチョコの製作に取り掛かった。
あれ以来、ミーティアは貰ったチョコをアースやエール達に挙げる様になった。
アクア「お兄ちゃん!! 是、食べて!!」
アクアは意を決してホワイトチョコをミーティアに挙げた。
実は、ミーティアはアクアの作ったチョコすら食べなかったのだ。
ミーティア「!!……………!」
ミーティアは意を決してホワイトチョコを食べた、すると、
ミーティア「!?……美味しい!?」
アクアの顔が笑顔になった。
ミーティアはホワイトチョコを無我夢中で食べた。そして、
ミーティア「ご馳走様…アクア、美味しかったよ…。」
アクアは、ミーティアに抱き付いた。
それ以来、ミーティアはホワイトチョコ、とりわけアクアが作ったホワイトチョコを好んで食べる様になった。
アース「まあ…こういう事だ。」
ライチュウ♂「お前もズルッ!!」
アース「なら…後でミーティアから貰ったチョコ、あげようか?」
ライチュウ♂1「え? よっしゃ〜!!」
アース「この話は、女子達には内緒だ。」
ライチュウ♂「よし、分かった。」
その頃、ミーティアは、
アクア「お兄ちゃ〜ん!! はい、ホワイトチョコ!!」
ミーティア「アクア、お前の作ったホワイトチョコ、世界一だな。」
と言いながらアクアの頭を撫でるミーティア。
アクア「えへへ〜♪//////」
そして今も、
ミーティア「アクア、お前の作ったホワイトチョコ、やっぱり旨いな。」
アクア「有難う、お兄ちゃん。」
黒いチョコが嫌いな理由、白いチョコが好きな理由。終了