本編小説

□第8話
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第8話



ダーク・エンドとアウトロードを撤退させたライト・オブ・ミーティア。

ミーティア「………。」

ミーティアは、ハンド・ノートパソコンを開き、何かを調べていた。

セイバー「何調べてんだ、ミーティア?」
ミーティア「人工遺伝子の反応…ラテツの位置だ。」
セイバー「ラテツ? 何でだ?」
ミーティア「どうやらダークよりも、アズラエルを倒す必要性が出てきた様だ。これ以上、生命の冒涜をさせない為に!!」
アース『成る程な…ラテツ達の後を付けばアズラエルの居場所が分かるのか。』
セイバー「んで、何処に行った? って海!? アーストアイランドか!?」
ラスター「…違うと…思う…アーストアイランドは…もっと…西南だ…。」
セイバー「ん!? おい!! 海に潜ったぞ!! どうやって後を付ける!?」
ミーティア「ん? 何か動いた。」
アース『かなりデカイな。』
セイバー「おいおいおいおいおいおい!! 要塞だぞコレ!!」
ミーティア「アズラエル…こんな物を持っているとはな…。」
セイバー「どうやって中に入るんだよ!?」
ミーティア「…来た。」
セイバー「はい!?」

すると、ハンド・ノートパソコンが光り、3台のバギーの様な物が現れた。

セイバー「な、なんだ此は!?」
ミーティア「ん?…2台多いな…。」
セイバー「何!? 本当は1台なの!?」
アース『科学班…恐ろしいな。』
ミーティア「本当は、其処の黒い3輪車だった筈…。」

ピピッ

ミーティア「ん? 通信か?」
シン(通信)「ヨォ〜、元気だったか?」
ミーティア「ああ…兄さんか…。」
シン「相変わらず変わらないな、ミーティア。」
ミーティア「その言葉、誉め言葉と聞き取ろう。」
セイバー「ずいぶんと生意気な王朝長ですな〜。」
シン「ん? 君は?」
ミーティア「こいつはセイバー。共に旅をしている者達の一人だ。」
セイバー「よろしくな!」
ラスター「…何の…話を…している…?…。」
アクア「あ! シンお兄ちゃん!」
シン「おお! アクアか、元気だったか!…ん? 君は?」
ラスター「…俺の…名前は…ラスターだ…よろしく…。」
シン「ラスター!? あの!?」
ラスター「…そう…だ…。」
シン「へぇ〜、凄いな…おっと、本題に入r
ミーティア「あの2台多い全機動戦車の事だろ?」
シン「な…何故解った!?」
セイバー「ってかコレ戦車なの!? どう見てもバギーにしか見えない。;;;;;」
シン「いや、其処の赤いのは、二輪だから!!」
セイバー「マジでか!? よっしゃ!! 二輪は俺が頂くぜ!!」
ミーティア「勝手にしろ。」
シン「おい!! それ俺の台詞!!」
セイバー「そう言えば、全機動って言うが何処まで出来るんだ?」
シン「フフ〜ン♪ 教えて上げy
ミーティア「陸上、空中、水上、水中だ。」
シン「あ!! おい!! また俺の台詞を取るな!!」
ミーティア「更にビームランチャーやミサイルも付いている。」
シン「orz」
ミーティア「………」
セイバー「すげぇな!! 空も飛べるのか!! 早速試してみるぜ。」

セイバーは赤い機動戦車に乗った。

セイバー「えっと…このボタンか。」

ポチッ

セイバーは変形ボタンを押した。すると、

ガシャガシャガシャッ

セイバー「お? すげぇ!! 翼が出てきたぞ!!」
アクア「飛んでみてよ。」
セイバー「よっしゃ!! エンジンON!!」

ドドドドド…

セイバー「空へレッツゴー!!」

ドヒューン!!

セイバー「ヒャッホー!! 最高たぜ!!」
キノ「この緑の4輪、僕が使います。」
シン「おu
ミーティア「良いだろう。」
シン「orz」
ミーティア「黒は保留か…。」
セイバー「ヒャッハー!!」
ミーティア「…………」

ミーティアの視線攻撃!

セイバー「あ、今降ります。」

効果は抜群の様だ。

シン「時間か…それじゃあな、アクアも頑張れよ。」
アクア「うん!!」
ミーティア「またな、兄さん。」
シン「おう!!」

ブツン…

シン「……もうダメかも…。orz」

ミーティア「…さあ、行くか…アズラエルの所に!!」
セイバー「叩き潰してやるぜ!!」
ミーティア「厳しい戦いに成りそうだが、それでも行くのか?」
疾風「何を今更でござる。」
キノ「頑張ります!!」
ルト「私も!!」
西郷「ここまで来たからには、退けないでごわす!!」
次郎「そうだそうだ!!」
疾風忍「やれる事をやるだけでござる。」
エール「倒すぞー!!」
アース『行かなければ何に成ると言うんだ?』
ミーティア「フッ…それもそうだな。なら、アズラエルの所に行くぞ。」
全員「おー!!」



亜空間


ダーク「クックックックッ…面白い事に成りそうだ…ダーク・エンドよ…行くぞ。」
ダーク・エンド「了解!!」



要塞内研究所


アズラエル「さて…ラティツーの最終最適化はもうすぐ終わりそうですね。」
ドカラ「………」
アズラエル「さあ、ラティツーよ!! 真の力を出すのです!! そして、このポケシャラを征服するのです!!」
ラテツ「………」
研究員1「ハッチ開放。」

ブシューン

ラテツ「…敵…倒す…。」
アズラエル「その通りです。」

ビィーッ!! ビィーッ!! ビィーッ!!

アズラエル「何事です!?」
研究員2「侵入者確認!! 緊急浮上します!!」
アズラエル「侵入者!?」
研究員3「モニターに出ます!!」

セイバー(モニター)『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!』
アズラエル「アイツは!?」
研究員3「更にラティオス等の反応も有り!!」
ラテツ「ラティオス?…ミーティア…!!」
研究員2「緊急浮上完了、更に上昇します…!? 再び侵入者を確認!!」
アズラエル「何!?」
研究員3「モニターに出ます!!」
バギラ(モニター)『グハハハハハハッ!! 来いやー!!』
アズラエル「クッ…何故こんな事に!!」


ミーティア「……ダーク・エンド!?」
ラスター「…何…!?」
セイバー「ハッ、かかって来いや!!」



要塞のどこか


ラード「やれやれ…どこの誰かは知らんが、此で潜伏生活から脱け出せるぜ!!」



更に要塞のどこか


ドカラ「浮上したか…皆、始めるとしますか。」
アウトロード「了解!!」

そう言うとアウトロードは、ポケモン収容エリアと呼ばれる場所に向かった。



アズラエル「アウトロードは!?」
研究員1「其が所在が解らないんですよ。」
アズラエル「何!? クッ…こんな時に…。」
研究員3「ライト・オブ・ミーティア及びダーク・エンドの侵攻が止まりません!!……!? ポケモン収容エリアに爆発が発生!! ポケモン達が逃亡していきます!!」
アズラエル「そんな…バカな…!?」


ドカラ「やれやれ…此で奴の手から彼等を助けられた。」
ラゴン「僕は彼等を守ります。」
ドカラ「ああ、そうしてくれ。」
アソル「僕も行こう。」
ボーダ「俺は暴れるぜ。」
クート「あれ? Lは?」
チート「ジルは知らない?」
ジル「俺が知るか。」
ドカラ「…ハッ!? まさか…アイツ…!?」

ドカーン!!

ドカラ「!?」
ボーダ「おいおいおい、すげぇ事になってるな。」
ドカラ「クッ…お前達は、ポケモン達の安全を!!」
ラゴン「了解しました、アソル、行くよ!!」
アソル「了解。」
ドカラ「ジル、クート、チートはLを探せ。」
ボーダ「俺はその護衛か!!」
ドカラ「そうだ、私はアズラエルとラテツを止める、行け。」
皆「了解!!」



セイバー「ハッ、物足りねぇな!!」

ドゴーン!!

ミーティア「?!」
バギラ「来てやったぜ!!」
セイバー「ミーティア、コイツは俺が!!」
ミーティア「分かった…!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴッ…

キノ「な…何!?」
メカ・グラードン「グオオオオオオオオオオオオオ!!」
ルト「グラードン!?」
セイバー「!?」
ミーティア「違う…ロボットだ。」

アズラエル「こんな事も有ろうかと作ったメカ・グラードン『達』に敗北するが良い!!」

疾風「いっぱい出てきたでござるよ!!」
セイバー「皆は先に行ってくれ!! 此処は俺が食い止める!!」
ミーティア「!?…分かった。行くぞ。」
アクア「う…うん。」
西郷「応!!」

ミーティア達は先に行った。


セイバー「さて、始めるぜ…ん!?」

セイバーは、メカ・グラードン達の向こうにいるラルトスとキルリアを見つけた。

セイバー「(何だ? 逃げ遅れたか?)」
バギラ「セイバー!! 何処を見ている!?」
セイバー「(なら!!)悪いな、用が出来た。」

そう言うとセイバーは、猛スピードでメカ・グラードン達の間をすり抜けた。

バギラ「何!? ハッ!?」
メカ・グラードン「『ドラゴンクロー』」
バギラ「クソ!! セイバー!!!!」



ラト「お姉ちゃん!! お姉ちゃん!!」
セイバー「こんな所で何をしている!?」
ルリ「………」
セイバー「何故逃げないんだお前…な!?」

ルリの目を見たセイバーは愕然とした。

セイバー「(な…何だコイツ!? 目が…死んでいる…!?)」
ルリ「………」
ラト「お姉ちゃん!!」

ガシャ

セイバー「ん!?」
ロボット「ギギッ」
セイバー「チッ、掴まれ!!」
ラト「う、うん。」

セイバーは、ラトに肩を掴ませ、ルリを片手で抱き上げた。

セイバー「行くぞ!!」
ロボット「ギガッ!!」
セイバー「喰らえ!! 『メタルクロー』!!」
ロボット「ギヤー!!」
セイバー「ハッ、緩いな!!」
メカ・グラードン「ドラゴンクロー」
セイバー「ハッ!?」

セイバーは咄嗟にラトとルリを後ろに回した。

セイバー「ぐっ!?」
ラト「!?」
ルリ「………」
メカ・グラードン「ドラゴンクロー、ドラゴンクロー、ドラゴンクロー、ドラゴンクロー、ドラゴンクロー、ドラゴンクロー、ドラゴンクロー、ドラゴンクロー、ドラゴンクロー、ドラゴンクロー。」
セイバー「ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ、ぐっ。」
ルリ「…何で…、」
セイバー「ぐっ、ん!?」
ルリ「何でルリの為にこんな事をするの!?」
ラト「お姉ちゃん…?」
セイバー「ぐっ、何を、ぐっ、言うと、ぐっ、思ったら、ぐっ、そんな、ぐっ、事か、ぐっ。」
ルリ「え…?」
セイバー「決まって、ぐっ、いる、ぐっ、じゃないか、ぐっ、お前達を、ぐっ、助ける、ぐっ、為、ぐっ、じゃないか、ぐっ。」
ルリ「!?」
メカ・グラードン「ドラゴンク…」

ザンッ!!

メカ・グラードンは、真っ二つになった。

皆「!?」
???「やれやれ…此処まで成長してるとは…。」
セイバー「其はどうも、『親父』。」
2人「!?」
ラード「此で、2年間の潜伏生活ともおさらばだな。」
セイバー「その剣…『グラードンソード』を解放したか。」


グラードンソード
選ばれし血を持ったグラードンのみが持つ事が出来るソードである。
形状は、両端に両剣があり、その剣に刻まれている模様は、グラードンの手(足)に有る模様であり、更に片方の剣を外して、サーフィンの様に空を飛べる事が可能である。


セイバー「さて…強力な助っ人が出てきた所で…。」
メカ・グラードン「ガアアアアア!!」
ラード「コイツ等を叩き潰すか。」
セイバー「お前達は下がっていろ。そう言えば名前は? 俺の名前はセイバーだ。」
ラト「ラト。」
ルリ「ルリ。」
セイバー「ラト、ルリ、見ていろ。此からコイツ等を叩き潰すからな。」
ラード「来たぞ!!」
メカ・グラードン「グオオオオオ!!」
セイバー「シャアッ!! 行くぜ!!」



アース『此処は…?』
疾風「やけに広い部屋でござるな。」
ミーティア「……!? 来る!!」
皆「!?」
ラテツ「ミーティア…コロス…コロス…。」
ミーティア「このオーラは!? まさか!!」
アズラエル(モニター)『フッフッフッ、どうですか? 僕の『最高傑作』は?』
ミーティア「アズラエル!! 貴様!!」
アズラエル『おっと、今は僕ではなく『ラティツー』を見た方が良いですよ?』
ミーティア「皆…アイツを捕まえろ。」
皆「了解!!」

皆は、アズラエル捕獲に行った。

ミーティア「さあ…此で俺とお前だけだ。」
ラテツ「コロス…コロス…コロス!!」
ミーティア「掛かってこい!! アズラエルの呪縛から解放させる!!」
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