本編小説
□第2話
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第2話
砂漠にて、
ラスター「…何故…砂漠…?」
セイバー「『親父』の10年前からの異国(日本)の友人(ポケモン)がココに来るんでな…ヤレヤレ、何でこんな所だ?」
ラスター「…お前も…分からないのか……所で…セイバー…、」
セイバー「ん?」
ラスター「…何故…ラードを…父親と…呼ぶのか…その訳を…聞きたい…。」
セイバーは何故か悲しさと憎しみを持った顔をして、
セイバー「…分かった…俺の過去の話を聞け…それは俺がまだタマゴの時だった…。」
16年前……
ラード「何だコイツは!?」
人間♂2「クックックッ、コイツで貴様を鉄の塊にしてやる!!」
メタルカノン「グオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
人間♂2「行け、メタルカノン!! 『メタルランチャー』だ!!」
メタルカノン「メタル…ランチャー…」
ラード「クッ!?」
メタルランチャーがラードの左手に当たり、鉄の塊と化した。だが、ラードは、
ラード「コイツで終わりだあああああああああ!!!」
鉄の塊と化した左手を振り上げ、メタルカノンを引き裂いた。
人間♂2「な…何ぃ!?」
その衝撃で砕け散るラードの左手。
ラード「『大文字』!!」
人間♂2「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ラードの大文字で焼かれる人間♂2とメタルカノン。そして爆発。
ドガアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!
ストライク♀1(セイバーの母)「!? キャアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
その衝撃でタマゴ(セイバー)を落としてしまい、更に鉄の粉と化したラードの左手が覆いかぶさってしまった。
ストライク♂1(セイバーの父)「どうした!? …タマゴは!?」
ストライク♀「え!?……あった!!」
だが、気付かなかった。そのタマゴから生まれる者がストライクでは無く、ハッサムだと言う事を…。
パキッ
ストライク♂「お!? 生まれるぞ!!」
ストライク♀「本当だ。」
ラード「ん? 誕生の瞬間か?」
ラードは遠くから見ていた。
パキパキパキパキバキッ!!
ストライク♂「生まれ…な!?」
ストライク♀「いやあああ!!!!」
ラード「!?」
タマゴが生まれた瞬間、ストライク達の表情が一変して、ストライク♀は、その生まれたタマゴを投げ捨てた。
ラード「な!?」
その光景は、子を持つラードにとって衝撃的だった。
ハッサム♂「あー?」
ストライク♀「こっちに来ないで!!」
ストライク♂「村の古い掟に従え!! コイツは殺す!!」
村の古い掟とは…
ストライクからハッサムになってはいけないと言う掟で破れば、即、死と言う物だった。
因みに、ストライクからハッサムになるには、メタルパウダーを一週間摂取し、逆にハッサムからストライクになるには、銀の粉を一週間摂取するが、タマゴの時に大量のメタルパウダー(銀の粉)を被るとハッサム(ストライク)のままになり、ストライク(ハッサム)にはもうなれない。
ストライク♂の言葉を聞いたラードは居ても立っても居られず、
ラード「止めろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
ストライク達に襲い掛かった。
ストライク達「うわあああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
ストライク達は、一目散に逃げ去った。
ラード「チッ、逃げたか。」
ハッサム♂「あー?」
ラード「ん?」
ラードは、ハッサム♂の身体に青の線が浮かび上がっていいのに気付いた。
ラード「これは…まさかお前…ああ、そうか。」
ラードは、このポケシャラのストライクとハッサムの特殊な習性を思い出した。
ラード「そうか…じゃあ、今日から俺が親父だ。ああ、お前の名前は『セイバー』だ。宜しくな。」
セイバー「あー!!」
セイバーは喜んでいた。
ラード「さあ、我が家に帰るぞ。」
セイバー「あー!!」
ラードは、セイバーを連れて帰った。
茂みに隠れていたストライク達は、
ストライク♂「な…何で殺さないんだ!?」
ストライク♀「分からないわよ!!、そんな事!!」
そして…11年が立ったある日
セイバーの両親の村がバギラに襲われていた。
バギラ(バンギラス♂)「ぐははははははははは!!!!!! 死ねえええええええええ!!!!」
ストライク♂2「あ…悪魔だ。」
そこにラードが現れた。
ラード「テメェの好きにさせるかよ!!!」
バギラ「ラードか!!!! 面白い!!!!」
ラード「うるせえ!!『瓦割り』!!!」
バギラ「ぐおおおおおおおおおおおおお!!!!!! 覚えていろ!!!!!」
そう言うとバギラは立ち去った。
が、
セイバー(11歳)「おっと、逃がしはしないぜ。」
バギラ「何だクソガキ!! そこを退け!!」
セイバー「ハッ!! 俺の名前は『セイバー』!! グラードンの血が流れている者だ!!」
ストライク達「!?」
ストライク♂「あ、アイツは!?」
バギラ「何だと!? おもしれー!! ブッ殺してやる!!」
セイバー「返り討ちにしてやる!!」
バギラ「『大文字』!!」
セイバー「何!?」
セイバーは、バギラの大文字に飲み込まれた。
バギラ「ハッ!! これで終わり……!?」
セイバー「あ!? 何だこの攻撃は?」
セイバーは、無傷だった。
バギラ「な!? ば…バカな!?」
セイバー「次は、コッチから行かせて貰うぜ!! 『大地解放』!!」
すると、セイバーの身体にグラードンど同じ模様が浮かび上がった。
バギラ「な…何だと!?」
セイバー「言った筈だ、グラードンの血が流れているとな!! 食らえ!! 『気合パンチ』!!!!!」
バギラ「な!? ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
バギラは派手に空の彼方までブッ飛んだ。
ラード「ナイスホームラン。」
ラードは親指を立てた。
セイバー「違うだろ、『親父』。(汗」
ストライク達「!?」
ストライク達は、セイバーがラードを親父と呼んだ事にかなり驚いていた。
ストライク♂「そうか、お前か。」
セイバー「アンタは?」
ストライク♂「戻って来ないか?」
セイバー「ハァ!? 何を…ハッ!? テメェは!!」
セイバーはストライク♂をぶん殴った。
ストライク♂「グハッ!?」
セイバー「俺を捨てた奴が何を!! どうせ俺の身体に流れているグラードンの血欲しさだろうが!!」
ストライク♂「!!」
セイバー「チッ、事実かよ!! 行くぞ親父!!」
ラード「ああ…。」
セイバーの迫力は、ラードも引くほどであった。
セイバー「グルルルルルルルルル…!!」
まるで獣の様な唸り声を発するセイバー。それを見ていたラードは、
ラード「(憎しみか…可哀想に、掟と言う自由の束縛による犠牲者か…。)」
ラードは、そんな事を呟きづつ、セイバーの後ろ姿を見ていた。
セイバー「まあ…こうゆう事だ。」
ラスター「…残酷な…話の…様で…新たな…人生を…歩み…出した…か…。」
セイバー「…有難う…。」
ズズズズズズッ………
ラスター「!?…誰だ…!!」
セイバー「西郷!?」
西郷(メタグロス)(26歳)「おお!! セイバー殿でごわすか!…ん? そのスピアーは?」
セイバー「ああ、彼はラスターだ。ラスター、彼が西郷だ。」
ラスター「…宜しく…。」
西郷「何だその口調は、男なら、もっと、ハッキリでごわすよ!!」
ラスター「…えっ?…いや…。」
疾風(はやて)(テッカニン♂)(16歳)「師匠、困っているでござるよ!!」
西郷「んん!? すまないでごわす、コイツは疾風でごわす。」
疾風「拙者は疾風でござる。」
疾風忍(ヌケニン)(16歳?)「自分は、疾風忍でござる。」
次郎(ツチニン♂)(12歳)「俺は次郎、宜しくな。」
ラスター「…何か…凄い事に…なって来たな…。(汗」
こうして、チーム レッド・カノンは、新たに西郷、疾風、疾風忍、次郎の4人を迎え、更なる高みへと、進む事になる。