本編小説

□第1話
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第1話


最初の町、プロアタウンにて、


ミーティア「ほう…。」
アース『此処が最初の町か…。』
アクア「すご〜い!!!」
エール「この町は、自然と機械が共存している町だよ。」
ミーティア「さて…この町の賞金首は…っと。」

右腕のハンドノートパソコンを開き、プロアタウンの賞金首の情報を調べていた。

ミーティア「賞金首の名は、フーディン♂のヌロゼ・フーディ、罪状は、詐欺や強盗、賞金1000000ポケ円。結構高いな…。」

ミーティア達が町や賞金首の事を話していると、其処に一人のユンゲラーが来た。

ユゲラー(ユンゲラー♂)「もしかしてバウンティハンターですか?」
ミーティア「?…そうだが。」
ユゲラー「兄さんを…フーディ兄さんを止めてください!!!」
ミーティア「!?」
アクア「えっ?」
アース『何!?』
エール「?????」
ミーティア「どうゆう事だ?」
ユゲラー「…今から一年前、兄さんはある人間の男に合ったって言ってた、それから兄さんがおかしくなったのは…。」
アース『人間の男!? おかしくなった!?』
ユゲラー「そして数々の悪事を働く様になった…兄さんを…インチキ占いしか出来ないけど…元の…優しい…兄さんに…戻してください…お願いします…。」

ユゲラーの悲痛な叫びを聞いたミーティアは、

ミーティア「分かった、その依頼、受け取った。」
アース『ファーストミッション開始…か。』
ユゲラー「ええっ!? 初めてなんですか!?」
エール「まあ…そうなっちゃうね〜。」
アクア「でも、お兄ちゃん達の腕は凄いよ!!」
ユゲラー(戸惑いながら、)「う‥うん、分かりました。兄さんが居る所を案内します。」

ユゲラーは、フーディのアジトにミーティア達を案内した。

ユゲラー「この中には入った事は無いけど、多くの罠が有るって兄さんが言ってから気を付けて。」
ミーティア「ほう、頭脳と洞察力で俺に適うと思うなよ。」
アース『あーあ、ミーティアがやる気満々だな。』
アクア「でも、初めてのミッションだから、お兄ちゃんもやる気満々だよ。」
ユゲラー「えっ? そうなの?」

そしてミーティア達は建物の中へ入った。

其処には、一本道だが、とてつもなく長い道が有る。

ミーティア「『瞑想』!!……………………………………………………………………………………………………」
ユゲラー「?」
ミーティア「…………よし、分かった。」
ユゲラー「ええっ?? もう??」

ちなみに、今の瞑想時間は、たった10秒程である。

ミーティア「アース、そこに攻撃だ。」

ミーティアの目が光り、アースの目も光った。

アース『良く凝ったものが出来るな……まあ、ミーティアには朝飯前か…『毒針』!!』

アースの毒針は、ミーティアが差した所に当たった。

ガタンッ!!

床が落ちて、大きな穴が出現した。

ユゲラー「? 今のは?」
ミーティア「ああ、今のは『夢写し』だ。」
ユゲラー「『夢写し』!?」

夢写しとは、今見ている視界や意思、情報の交換が可能であり、今ミーティアが『瞑想』で手に入れた情報も、送る事も可能。但し、『夢写し』の恩恵を受けられるのは、エスパーポケモンや高いサイコキネシス能力を持っている者(例:アリアドス(イトマル)突然変異種=アース)のみである。

※映画(アニメ)の設定とは異なるので注意。※


その後は、次々に罠を突破し、遂に最後の罠も難なく突破し、扉を開けた。

フーディ(フーディン♂)「ほう…全ての罠を突破するとは、称賛出来るな…しかし!!」

そう言うとフーディは、消えてしまった。

フーディ「フハハハハハハハハハハハハハハハ!!!、我が姿、捕らえ切れるものなら、捕らえ切れてみろ!!!」
ミーティア「面白い…! アース!! アクア!!」

アース『『クモの巣』!!』

フーディ「フン! そんな明後日の方向にクモの巣を張ったところで、我を止める事は出来ないぞ?…なら、こちらk
ミーティア&アクア「『シャドーボール』!!」
アース『『シグナルビーム』!!』
フーディ「……!!??」

ミーティア達の攻撃を避けるフーディ…だが、

フーディ「っく…!? しまった!! クモの巣が!?」

アースの『クモの巣』に絡まり、身動きが取れなくなったフーディ。

フーディ「…ハッ!? まさか攻撃は陽動でクモの巣を明後日の方向に張らせたのは…!?」
ミーティア「さすがに避けるしか無くなり、周りが見えなくなったお前を止める為の罠だ。」
フーディ「く…クソ!!…この俺がこんな罠に!?」
ミーティア「事実を受け入れろ、終わりだ、『シャドーボール』!!」
アクア「『シャドーボール』!!」
アース『『シグナルビーム』!!』
フーディ「クッ…『護る』!!」
ミーティア「なら…エール!!」
エール「『燕返し』!!」
フーディ「ぐおおおおおおおおおおお!!!!!!?????」
アース『『糸をはく』!!』

アースの糸をはくでグルグル巻きにされたフーディ、彼から謎のオーラが放出された。

アクア「!?」
アース『何だあれは!? ミーティア!!』
ミーティア「…!! 悪だと!?…まさか…!?」
ユゲラー「兄さん!!」
フーディ「うん? ユゲラー? 俺はいったい何を? って何じゃコレは〜!!!!???」
ユゲラー「良かった、何時もの兄さんだ!! ウウッ」
フーディ「そんな事より、早くコレを取ってくれ〜!!」
エール「この世界に一つ、悪が無くなりましたね。」
ミーティア「ああ…だがあの『悪のオーラ』はいったい…?」
アクア「もしかして、このポケシャラにダークじゃない誰かが嫌な事を始めようとしているんじゃ無いのかな?」
ミーティア「…!? そうか…!! だがこのポケシャラを征服しようとするならば、この俺達が止める!!」
アクア「うん!!」
アース『やってやる…!』
エール「それが僕達、」
ミーティア「ライト・オブ・ミーティアの成すべき事だ。」


人間♂「ほう…これはこれは面白い事になりそうだな、悪意のオーラも回収した…コレがあれば『強化ポケモン計画』が実行出来る、『サカキ』様、必ずやこのポケシャラを我が『ロケット団』の手に!!! フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」


ミーティア「ん?!」
アクア「どうしたのお兄ちゃん?」
ミーティア「……気のせいか…。」
アクア「変なお兄ちゃん。」
エール「お〜い、ミーティア〜!! 懸賞金は〜!?」
ミーティア「いらない。」
エール「えっ?」
ミーティア「ただ操られてただけの奴を倒して、何が懸賞金だ!! 俺は受け取らないからな!! 行くぞ!!」
アクア「う…うんっ」
エール「…そう言えばそうだね…。」
アース『フッ…行くか…。』

こうして、ミーティア達は次の町へと進む。



第1話終了

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