本編小説

□第2、3話
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セイバー「!? おい、向こうにビームが飛び交ってるぞ!!」

大地解放をしたままのセイバーは空を飛んでいた。

ラスター「…そうだな…。」
ズビィ!!
ラスター「うわぁ!?」

ラスターに流れ弾のビームが当たりそうになった。

セイバー「大丈夫か?」
ラスター「…何とか…な…。」
セイバー「お前のその口調じゃ…いや、何でもない。とにかく行くぞ。おい!! アーマ!!」
アーマ「どうした!? セイバー!」
セイバー「あの方向にビームが飛び交っている。あっちに行くぞ。」
アーマ「わかった! 皆、向こうに行くぞ。」

アーマ達は機動車でその方向に向かった。

因みに保留だった黒い機動車はアーマが操縦する事になった。

アース「いや…待て、何か来たぞ!!」
皆「!?」
B・アウトタウ2「フゥ…此処まで来れば…!?」
セイバー「てぇい!!」
B・アウトタウ2「何!?」



B・アウトタウ「…しぶとい!!」
ラテツ「ハッ!! 親父が見てるからな!! そんな簡単には死なないぜ!!」
B・アウトタウ「チィィィィ…!! だが!! 『ドラグーン』!!」

B・アウトタウは四機のドラグーンを放出した。

ラテツ「!!」

ラテツはドラグーンの攻撃を避け、B・アウトタウに接近した。

B・アウトタウ「!? 『ワイヤーソード』!!」

B・アウトタウは胸部からワイヤーソードを射出した。

が、ラテツは即座にミサイルランチャーを装備したままの左手で弾き返した。

B・アウトタウ「もう一発!!」

B・アウトタウはもう一発ワイヤーソードを射出したが、ラテツはギリギリで頭を反らし、攻撃を避け、B・アウトタウと距離を取った。

B・アウトタウ「何ぃ!?」
ラテツ「『ランサーファング』!!」

ラテツはランサーファングを繰り出した。

B・アウトタウ「ぐっ…!!」
ラテツ「うおっ!?」

ランサーファングとドラグーンの攻防が始まった。



セイバー「どりゃあああ!!!! 『爆裂パンチ』!!!!」

セイバーの爆裂パンチがB・アウトタウ2の頭を直撃した。

B・アウトタウ2「ぐふぅ!!」

派手に吹っ飛ぶB・アウトタウ。

B・アウトタウ2「き…貴様!!」
セイバー「!? 俺の攻撃を受けてまだ立ち上がる…だと!?」
B・アウトタウ2「死ね!!」

B・アウトタウ2の両手のビームライフルがセイバーを襲ったが、弾かれた。

B・アウトタウ2「ば…バカな!? ビームを…!?」
セイバー「俺の体にそんな柔なビームは効かないぜ!!」
B・アウトタウ2「グゥ…!!」

アクア「…!?」

アクアはB・アウトタウ2の姿を見て、1年前に戦ったアウトタウを思い出していた。

アクア「………」
疾風「どうしたでござるか?」
アクア「ううん、何でもない。」
疾風「そうでござるか…。」
西郷「行くでごわす!!」
皆「おー!!」
セイバー「ラスター、アーマ、行くぜ!!」
ラスター「…ああ…。」
アーマ「分かった。」
B・アウトタウ2「クソッ!! 貴様らごときに…」
キノ「『雷パンチ』!!」
B・アウトタウ「ガハッ!!」
アーマ「『原始の力』!!」
B・アウトタウ「ぐあああああああああ!!!!」

キノの雷パンチとアーマの原始の力の攻撃を受けたB・アウトタウ2。

B・アウトタウ2「グゥ…『ドラグーン』!!」

B・アウトタウ2はドラグーンを射出し、セイバー達に襲い掛かった。

アース「この程度…『サイコキネシス』!!」

アースはサイコキネシスでドラグーン全機破壊した。

B・アウトタウ2「なっ!?」
アース「セイバー!!」
セイバー「OK!!」
B・アウトタウ2「しまっ…!?」
セイバー「『爆裂パンチ』!!!!」
B・アウトタウ2「ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

B・アウトタウ2はぶっ飛んだ。

サン「やったー!!!」
キノ「フゥ…何が起こるか解らないね。」
アーマ「そりゃそうだ。」
疾風「うむ〜…出番が無かったでござる。」
西郷「まあまあ。」
セイバー「ケッ、大したこと無かったな。」
アース「…いや!!」
B・アウトタウ2「グウウ…貴様らごときに…この俺が…やられただと…!?」
セイバー「…マジ?」
B・アウトタウ2「未だだ…まだ!!」

B・アウトタウ2は何かを取り出した。

アース「!? 伏せろ!!」
B・アウトタウ2「『バーストボム』!!!!」

B・アウトタウはバーストボムを炸裂した。

キイイイイイイイイイイイイ………

ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン……!!!!!!

強力な爆風が襲った。



ラテツ「なっ…何だ!?」
B・アウトタウ「クッ…バーストボムを炸裂させたか…!!」
ラテツ「今だ!!」
B・アウトタウ「…しまっ…!?」

ラテツはランサーファングでドラグーンを全て撃墜した。

B・アウトタウ「クッ…!?」


ルト「キャアアアアアアアアアア!!!!」

伏せるのが遅れたルトを吹き飛ばした。

キノ「ルトー!!」

キノは咄嗟にルトの手を掴んだが、

スルッ

キノ「!?」

ルトの手がキノの手から離れてしまった。

ルト「キノー!!!」
キノ「ルトー!!!!!」

ルトは何処かに飛ばされてしまった。

キノ「……ーーー!!!!」

何かが切れたキノは、

キノ「ー!!!!」

キノはB・アウトタウ2の前足を掴み、空中に投げ飛ばした。

B・アウトタウ2「ぐおおおおおおおお…!?」
B・アウトタウ「がはっ!!」

空中に投げ飛ばされたB・アウトタウ2はB・アウトタウに当たった。

ラテツ「…!!」
B・アウトタウ2「ぐっ…!!」
B・アウトタウ「てめえ…俺から…ハッ!?」
ラテツ「死ねええええぇぇぇ!!!!」

ラテツは『回し蹴り』でB・アウトタウの首を切った。

B・アウトタウ「ガハッ…!!」

次の瞬間、B・アウトタウは大爆発し、B・アウトタウ2はその爆発巻き込まれ、共に爆発した。

ラテツ「ぐあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

ラテツは爆発に巻き込まれ、吹き飛ばされた。

皆「!?」



近く


涙滴状だが非常に鋭い乗り物が未発見エリア218に真っ直ぐ向かっていた。
その乗り物にはタイヤが無く、インパルスシップの浮遊装置の応用装置で地面を浮いていた。
その中にはレイが乗っていた。

レイ「クッ…ラテツ、無事で居てくれよ!!」

因みにその乗り物、レインカーはレイの父親が通勤に使っていた物であり、即ち、父親の遺産の一つである。

レイ「!? ラテツ!?」

レイは爆風で吹き飛ばされていたラテツを発見した。

レイ「チィッ!!」

レイはレインカーを止め、レインカーのドアを開け(構造上、ドアはレインカー上部部分が開く)、レイはブースターを使って飛び、ラテツを救出した。

レイ「ラテツ!? 大丈夫かラテツ!! ラテツ!!」
ラテツ「グゥ…俺は大丈夫だ…。」
レイ「ハァ…研究所は…破壊したか…。」
ラテツ「ああ…。」
レイ「とにかく戻るぞ。」

レイはレインカーの後部にラテツを入れ、ドアを閉めた。

レイ「ラテツ、行くぞ。」
ラテツ「ああ…。」

レインカーはもと来た道を逆走した。

レイ「後で傷の手当てをしよう…。」
ラテツ「ああ…。」



キノ「ウウッ…ルト…ルトーー!!!!」

キノの叫びが虚しく響いた。




ポケシャラの何処か


未探索エリア48


研究所


ジブリール「クソッ!! エリア218研究所…唯一の強化研究所が破壊されただと!?……まあ良い、こちらには『アズラエル』先輩のDNAを使った『クローン人間』9人にサイボーグ化と、『ポケモンの属性』…炎、水、電気、氷、格闘、エスパー、ゴースト、悪、鋼タイプをそれぞれを加えた『人造人間』、『ヒューマタイプ』がいる…フフフッ…クックックックックッ…ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」

ジブリールは高笑いをした。

ジブリール「……彼らを使い、先輩を殺したあの憎き『青き流星』を殺す…!!」
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