本編小説

□第3章 エピローグ
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第3章 エピローグ


アルトマーレアイランド


ラティ王朝城


ラティ王朝長の部屋


シン「2ヶ月前、パルーギア山が突然白い光と黒い光の爆発を起こし、麓を残して他は消滅するという事件が起きた。………まあ、真相はあの場にはノアが居たらしいからな……文字通り『闇の中』だし、しかもパルーギア山の爆発の件自体なんて目撃情報が沢山有ったから『闇の中』から引きずり出したに過ぎない…と思う……フゥ…。この世界は隠し事が有り過ぎだろ。……まあ、それも悪くはないか…。」

ガチャッ

マユ「お兄ちゃん、神ポケモン委員会から召集が掛かっているよー。」
シン「…? 神ポケモン委員会から…?」



ポケシャラの何処かの海岸にある家


エンペラーはパルーギア山事件の後、ポケモン連合を解散し、本名の『エムークゥエト・エーペ』としてかつてのポケモン連合最高幹部達と共に住んでいる。

エーペ「……………」
ミップ「どうかしたの? エーペ。」
エーペ「ああ…。バグーとマークとドドンは今どうしているのかと思っていた。」
ミップ「そう…。」
ロゼズ「確かにな…。バグーが居ないとあまり楽しくないな。」
ミップ「へぇ。」
エーペ「だが、今の私は只の『エムークゥエト・エーペ』だ。只の一般人がそう首を出せる程、現実は甘くない。」

ピーンポーン…

ロゼズ「? こんな所に客か?」
エーペ「私が行こう。」

エーペは玄関に向かい、ドアを開けた。

エーペ「…なんだ、ドカラか…。」
ドカラ「また昔話に花を咲かせようと思ってな…。」
エーペ「ああ、上がれ。」

エーペはドカラを上がらせた。

エーペ「お前達も上がれ。」

エーペはドカラの後ろにいるアソル達を上がらせた。

ボーダ「なあアソル。何でラゴンがいないんだ?」
アソル「えっ!? 聞いてないのかよ!?」
ドカラ「ハァ…。ラゴンは『従妹の結婚式』に参加するから少しの間は離れるって言っていた。」
ボーダ「…………あ。」
アソル「やっと!?」
エーペ「まあいい…ドカラ、話は私の部屋で。」
ドカラ「分かった。」

エーペとドカラはエーペの部屋に行った。

ボーダ「さーて……おっ、結構良い海じゃねぇか。」
ミップ「フフ、そうでしょ?」
ボーダ「スイカ持ってきたからスイカ割りしねぇか?」
ミップ「…あれ?」
アソル「ごめん。アイツ人の話殆ど聞かない奴だから。;;;」
ロゼズ「スイカ割り? 良いねぇ。」
ボーダ「じゃあハチマキと棒持ってこい。」
ロゼズ「まあ、そう焦るな。」

ロゼズはハチマキと棒を取りに行った。

ボーダ「へへっ、楽しみだぜ。(^q^)」
アソル「ボーダ、ヨダレヨダレ。;;;;」
ボーダ「おっと。」

ボーダはヨダレを拭いた。

ロゼズ「フッ、持ってきた。」
ボーダ「よっしゃあっ!! 始めるかっ!!」

ボーダ達はスイカ割りを始めた。

ミップ「何でなのよ!?」
アソル「ハァ…めんど。;;;」

ユニマ「ハァ…ハァ…ハァ…!!」
レニューグ「こんな事で息が上がる様ではやっぱり二軍…」
ユニマ「煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い!!」

バシバシバシバシバシィ!!

レニューグ「ちょっ!? おい!? 鞭を振り回すな!!」

ロゼズ「あ〜あ、またやってるよ。;;;」
ボーダ「何時もああなのか?」
ロゼズ「勿論。;;;」
ボーダ「へぇ…まあ、んな事よりスイカ食おうぜ。」
ロゼズ「ああ、そうだね。」



ビーヴェル村


セイバー達はビーヴェル村に来ていた。

セイバー「ムムムムムム……!!」

セイバーは大の字に寝ながら険しい顔をしていた。

セイバー「だあああああああああああああ!!!! 何で1週間前からアーマがいなくなったんだよ!?」
アクア「そういえばナッツちゃんもいないよね?」
セイバー「クソッ!! アーマがいなきゃ俺達瓦解する…。;;;」
アクア「そんな大袈裟な…。;;;;」
サン「いや、大袈裟じゃないし。」
サパン「そんなキッパリと言えないと思う。流石に。;;;;」
アース「さて、一体何処に行ったのやら…。」
携帯「♪〜(ゴ〇ラのテーマソング)」
セイバー「アーマか!?」
アース「何でそれ!?」
セイバー「いや、見た目が…」
アース「おい!!」
セイバー「いや、そんな事より…おい!? どうした!? 何でいなく………ああ、メールか…。」
西郷「どんな間違いでごわすか!?」
セイバー「えっと……『この場所に来て欲しい。』って書いてある。」
疾風「一体…?」
セイバー「まあ、この場所に行けば全てが氷解する筈だ。行くぞ。」

セイバー達は『アーマが指名した場所』に向かった。


アーマ指名の場所

皆「……………………」

其処でセイバー達が見たものとは…

アーマ「ん? どうした?」

晴れ着姿のアーマとナッツだった。

セイバー「ど…どどどどうしたって…!!」
サン「ど…どうしてそんな格好なの!?」
アーマ「そんな格好って勿論『結婚式の服装』だが何か?」
ナッツ「『アーノルド』・ナッツに名を変えました。これからも宜しくお願いします。」
セイバー「は…ははっ…」
アーマ「顔がひきつってるぞ?;;;」
ラゴン「う〜ん、従妹でも結婚式は何か悲しぃ…………」
セイバー「……………」
ラゴン「ああ、従妹の婿の友人ですか…」
セイバー「ああ…そちらはナッツの従兄弟…ですか?」
ラゴン「あ…はい…………………」
セイバー「…………………」
セイバー&ラゴン「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!???
セイバー「お前はあの時のッ!!」
ラゴン「ええッ!? じゃああのナックラーは……!?」
ナッツ「そう、アタシだよ。」
ラゴン「ああ…そうだったのか…。;;;;」
アーマ「…最初聞いた時、俺も信じられなかったわ…。まさか従兄妹だったなんてな…。」
セイバー「うわあ…なんじゃこりゃ……。;;;;」
西郷「そいつは凄いでごわすな。」
セイバー「よし、そこのヒトカゲ、司会は俺がやるから退け!」
ヒトカゲ♂「ええっ!? いきなりそんな…!?」
アース「…ん? 何処かで聞いた事のある声は?……………………………………ハッ! まさか貴方は15歳の時、飛び級で最年少ニュースキャスターになったニュスト・キュヒ(25歳)!?」
皆「!?」
セイバー「さっきは退けとか言ってすみませんでした!!(土下座」
キュヒ「良いですよそんな大袈裟に…。;;;;」
ノキ「でも、何でキュヒさんはこんな所に…?」
アーマ「こんな所って…。;;」
キュヒ「ええ、私(わたくし)、もうすぐニュースキャスターになって10年になりますから、その記念として色々な行事の司会を勤めさせて頂きます。」
アクア「(どんな企画なんだろう…?)」
サン「へぇ、でも司会なんて、ニュースやってる時とは勝手が違うと思うけど…。」
キュヒ「はい、そりゃもう大変大変。;;;;」
セイバー「ってかさっさと結婚式始めた方が良いんじゃねぇ?」
キュヒ「まあ…そうですね。」

こうして、何だかんだでアーマとナッツの結婚式は始まった。

サン「…何だかだんだん焦りという物を感じて来た…。;;;」
アース「…いくら何でもそれは早過ぎると思うが。」
サン「まあ…そうだね…。」

サンはサパンをチラッと見た。

セイバー「おい、誓いのキス…おっと子供は見るな〜。」

セイバーはロードの目を塞いだ。

ロード「おとうさん? ぼくまえがみえないよ〜?」
セイバー「少しの辛抱だ。」
ハサ「ハハッ…。;;;(苦笑」
セイバー「おっ? 終わった様だからどうぞ。」

セイバーはロードの目を塞いだ手を離した。

ロード「?????」
セイバー「大きくなったら全部見せてやるからな。まあ、『結婚したい奴』もいる訳だし。」

セイバーはキノとルト、サパンとサンを見た。

ルト「!!??////」
キノ「……////」
サパン「?」
サン「なっ…何言っちゃてんのよ!? このバカ!!////」
セイバー「まあ、ルトはハサの投げたブーケを受け取ったし、結婚はそろそろかな?」
ルト「あの…私は20歳になってから…その…結婚…します…。//////」
キノ「………//////」
セイバー「へぇ…まあ、愛は別に逃げはしねぇし、更に愛を深めてからの結婚も悪くはないぜ?」
キノ「はぁ…はい。////」
サン「何なのよ!! 結婚した途端に何言っちゃて……」

パサッ…

セイバー「あ」
サン「えっ…?」

サンの右手には、ナッツが投げた(どうやって…?)ブーケが奇跡的に受け止めていた。

サン「えっと………これって……?」
セイバー「ブーケ。」
サン「……えっ……ええっ!?………ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっっっっっっ!!!!!!????//////////
アーマ「どわっ!? サン、急に大声出す……えっ!? マジ…!?」
セイバー「ヒュー、良かったな……ん?」
サン「あは…あはは……えへへ……//////」

サンは倒れた。

セイバー「お〜い…大丈夫かぁ〜…。;;;;」
アクア「だ、大丈夫?!」
セイバー「あちゃ〜、コイツは……。」
サン「あはは…あはは…あはははははは…//////」
サパン「?」
セイバー「ってかこんな2人で大丈夫なのか…? ねぇ?」
キュヒ「私に振らないで下さい。;;;;」
アーマ「ありゃまあ…。」

そんなセイバー達を、遠くの崖で見るバイクに乗った『口には木の枝をくわえ、胸から腹と背中と右目の下に傷の有るバクフーン♂』と、『マント姿で左目の下に傷の有るラティオス』の姿があった。

バクフーン♂「なあ、仲間の所に行かないのか?」
ラティオス「いや、元気にやってるかどうか確かめに来ただけだ。」
バクフーン♂「へっ、そうですか。」
ラティオス「…行くぞ。次はお前の妹を引き取りに行くんだろ?」
バクフーン♂「ああ…それにしても、元気にやってるかな…。」
ラティオス「…元気にやってるさ、お前の妹だからさ。」
バクフーン♂「ハッ、甘いな。」
ラティオス「…?」
バクフーン♂「アイツは俺に似て強いが、でもな…心の中じゃ、親父とお袋を求めてる…。だから俺がアイツの心を満たさなきゃならねぇ。」
ラティオス「だからお前は『守れる力』を求めていたのか…。」
バクフーン♂「そうだ…! 俺ぁ…『破壊する力』は持ちたくない…『守る力』が欲しい…。」
ラティオス「だが、『守る』と『破壊』は表裏一体だ。少しでも道を外れれば『破壊』しかない…。」
バクフーン♂「んな事ぁ判っている。例え『守る為』でも『破壊』は逃れられないからな。」
ラティオス「『守る為の破壊』…か。」
バクフーン♂「そろそろ行くか。」
ラティオス「ああ…そうだな。」

バクフーン♂はバイクのエンジンを掛け、ラティオスは飛び、何処かにへと行った。

アクア「……ん?」

アクアは何かを感じ、『ラティオス達がいた崖』を見たが、誰もいなかった。

アクア「…気のせい、かな…?」


グラフィオタウン


喫茶店


ドラス「フゥ…、ここ1週間、特に重要な依頼は来てないな。」
アイーグ「ニャハハ♪ そうだね♪」
ドラス「まあ、嬉しい奴はいるがな。」
ライフ「あ〜…、やっぱ此処は天国だ〜…♪」
エーブ「えへへ…どうも。////」
ラテツ「しかしまあ、ノアの…まあ、良い意味での圧力でも掛かってんじゃないのか?」
ライフ「まあ…別に良い…ってえっ!? 何でいるの!?」
ライフ「いや…全員いるし。」
ガリル「の〜ん」
ガリス『飲めよ!!』
ガリル「(だって僕猫舌だもん。)」
ガリス『知るか!!』
テトラ「あ、美味しいね。」
クート「美味しい♪…あ、溢した。」
チート「もう、しっかり…あ、溢した。」
ジル「…熱い…。;;;;」
アーロン「降ろせば良いのでは…?」
ラテツ「それは禁句だ。」
アーロン「ああ…そうですか。;;;」
ドラス「っで、これからどうするんだ?」
ラテツ「さあ…バウンティハンターなんて気紛れな職業なんて無いからな…。」
アイーグ「っとなると、『暇だ』って事か♪」
ジル「そりゃそうだ。」
テトラ「だから私達はこれからグラフィアタウンに行こうと思ってる。」
アイーグ「あ、行って見たいな♪」
ガリル「僕も〜。」
ライフ「まあ…暇だし…折角だから皆で行く?」
エーブ「あ、私グラフィアタウンに行くの初めて。」
アイーグ「えっ? 隣町なのになぁ…。」
エーブ「喫茶店しているのが楽しくて行く予定が無いのです。;;;」
アイーグ「あ、そうなんだ。」
クート「わーい、久し振りだ♪」
チート「アイスちゃん元気かな?」
ジル「ん? 知り合いか?」
クチート双子「うん!!♪」
テトラ「じゃあ決まりだね。」
ラテツ「ああ、行きますか。」
皆「おー!!」

ラテツ達はグラフィアタウンに向かった。
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