本編小説
□第2、6話
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第2、6話
ポケシャラの何処か
街
ラオ「此処か…賞金首はどれどれ…賞金首の名前はリザードン♂のモーギュリク・サード。罪状は銃管理所を単独で破壊、銃の奪取、その際の殺人、更にポケモン連合と呼ばれる過剰人間排他組織との接触を確認。賞金は5000万ポケ円。」
ルト「!? そんなに!?」
ラオ「何だ、コイツのやってる事は他の奴も似たような事をしてるが…ポケモン連合…この組織との接触が賞金が跳ね上がった原因…!? グッ!?」
ラオは突然、胸の苦しみに襲われた。
ルト「ラオさん!?」
ラオ「クッ…何でもない…」
そう言ってラオは薬を取り出し、口に入れた。
ラオ「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
ルト「ラオさん…。」
ラオ「半年前にバカやってさ…この様だ…。」
ルト「………」
ラオ「さて、サードとかいうヤツを叩き潰しに行くか。」
ルト「…はい。」
ラオとルトは街にあるサードのアジトに行った。
ラオ「此処か…随分と簡素な建物だな…ルト、俺から離れるなよ。何があるかわからないからな。」
ルト「はい。」
ラオ「いや…待てよ…」
ラオは徐にドアに手を当てた。
ラオ「『瞑想』!!」
ラオは瞑想を使って建物内部の情報を探った。
ラオ「………………………………………………………………………………………………………………………………………………」
ルト「………」
ラオ「サードは…やはり1人…他の奴は…やはり居ないか…トラップの類いは…無し…行くぞ。」
ルト「はい。」
ラオはドアを開けた。
サード「クククッ…ようこそ、我がアジトへ…。」
ラオ「その銃…奪い取った物か…。」
サード「クククッ…そうだ。」
ラオ「悪趣味な奴…。」
サード「何…銃とは良いものだ…。」
ラオ「日本刀の方が良いとは思うが…。」
サード「何!? 銃はな…」
ラオ「フンッ!! 日本刀の素晴らしさがわからないとはな…」
よくわからない議論を繰り広げたラオとサード。
ルト「…………」
それに付いていけないルトは、ただその議論を聞いていた。
十数分後
サード「チッ!! ぶっ殺す!!」
サードはマシンガンを取り出したが、ラオの姿は無かった。
サード「!? どこ行きやがった!!」
ラオ「此処だ。」
後ろからラオの声が聞こえた。
サード「なっ!?」
サードが振り向いた時、
ガンッ!!
サード「グハッ!?」
サードはラオの攻撃を受け、倒れた。
ルト「!?」
ラオ「フゥ…殺す気は無いから峰打ちで倒してやった。」
ルト「ハァ…。」
ラオ「さて、コイツを牢屋にぶちこむか。」
ラオはサードを引っ張り、ルトと共に刑務所に行った。
数分後
ラオ「さて、サードを牢屋にぶちこんで賞金を貰った所で、何か美味い物でも食うか。」
ルト「はい。」
だがルトは、ラオの身体を心配していた。
ルト「(ラオさん…何で身体の調子が悪いんだろう…。)」
ラオ「ん? どうした?」
ルト「ううん、何でもない。」ラオ「そうか、じゃあ行くぞ。」
ルト「はい。」
第2、6話終了