宝物殿
□モノサシなんかじゃ測れない!!
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学年が違うエドワード君とアルフォンス君は、学校では休み時間くらいしか一緒にいる事が出来ません。その中で1番長いお昼休みが、アルフォンス君にとっては至福の時間なのです。
今日も屋上で2人仲良くお昼ご飯。購買でお昼を買う時もあれば、今日みたいにアルフォンス君の愛情がたっぷり詰まった手作りの時もあります今日のメニューはサンドイッチです♪自分のよりも、エドワード君の方が少し具を多めにしてある事、エドワード君は気付いているのかな?例え気付いてなくても、こーしてお昼を一緒に食べれる事が、とっても嬉しくて、とっても幸せ♪♪♪もちろん、エドワード君だってそう思っています。
でも、楽しい時間とゆーものは、あっとゆー間に過ぎてしまうものなのです・・・・・・・・(´∧`)
「あ、予鈴。そろそろ教室に戻らないと」
午後の授業が始まります。
エドワード君は腰を上げて教室に戻ろうとするけれど、
「行かせない!!!」
エドワード君の腕を強く掴み、それを阻止するアルフォンス君。
「おいっ!!」
「ここで、もう1時間一緒に居よ?」
「……授業、サボんの?」
「うん」
「お前らしくない」
「え?」
「授業サボるとか言い出すアルは、好きじゃない」
「ゴメン!ゴメンナサイ……」
「帰り、いつもの下駄箱の所な」
「……うん……」
きっと、放課後なんて直ぐにやってくる。そんな長い時間じゃない。
だけど・・・・・。
我慢出来ないんだよね?
アルフォンス君はお兄ちゃんの事が大好きだから、四六時中一緒にいたいんだよね?四六時中ベッタリしてたいんだよね?
エドワード君も、そんなアルフォンス君の気持ちを察したのか、
「今日は、下駄箱で待ち合わせするの止めよう」
「え?」
「俺が、アルの教室まで迎えに行くよ/////」
「本当!?」
「あぁ。たまには、な//////」
「絶対、ちゃんと迎えに来てよ!!!」
「おぅ/////」
「僕の席はね、廊下から2列めの前から3番めだからね!!2と3で兄さんの席だからね♪♪♪」
「分かった。その席で待ってろよ?」
「うんっ♪♪♪」
そして、チュッっと軽いキスをしてからお互いの教室に向かいます。これも2人で決めた事とゆーか、アルフォンス君が「お昼食べる前と食べ終わった後にキスしない?キスしたい!!!」と言って、ほぼ強制的に決定した(笑)
けれど、今日はとっても嬉しい〔追加〕がありました。
「家、帰ったら、する?//////」
なんと、エドワード君が誘ってきたのです!!!!
これにはアルフォンス君もビックリだぁーーー!!(゜O°)!!
でも、嬉しいよね?♪♪♪♪
「何回までOK?」
「数、決めんの?」
「2回……3、4回はしたい」
「どんどん数増やしてんじゃねーか!」
「2回は絶対したい!!!!」
「分かった。2回な」
「あ、やっぱり、3回」
「3回な」
「あ、やっぱり、4……」
「何回なんだよ!?」
エドワード君の少しイラッとした問いかけに、アルフォンス君はモジモジしながら答えました。
「……決められない」
「アル?」
「僕、兄さんの事では、どんどんどんどん欲がでちゃうんだ」
エドワード君は胸が熱くなりました。そして教室に戻りたくないと思いました。自分も午後の授業をサボりたいと思いました。サボるだけじゃなく、このまま家に帰ってアルフォンス君に抱かれたいと思いました。
アルフォンス君と離れたくない。離れたくなくて・・・・・・・・
「明日学校休みだけど、アルは、なんか予定入れてる?」
「明日は、部活があるけど」
「アルは、天文部だったよな?」
「うん。兄さん帰宅部だよね?天文部に入ってよ♪そしたら一緒にいられる時間が増える♪♪」
「俺、星には興味ねーよ」
「じゃあ、何に興味あるの?まさか僕とか?なんてね//////そんな訳……//////」
「そーだよ。正解」
「兄さん?」
「俺、星には全く興味ないけど、アルにはすっげー興味津々//////」
「兄さん//////」
こんなこと言う自分に驚く。
こんな素直な兄さん初めて。
今すぐ、
お前に、
貴方に、
言葉ごと、
心ごと、
身体ごと、
何もかも、
全部、全部、全部、
裸にされたい!!!!
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