ワンピース部屋
□☆メリクリ☆
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♪真っ赤なお鼻のトナカイさんは〜♪
世の中はクリスマスモード一色のこの季節。
それは麦わら海賊団が寄港したこの街も例外ではなく。
麦わら海賊団は船番のゾロを残し、それぞれ買い物に出かけていた。
ルフィは冒険に。
サンジは食料の調達へ。
ウソップは船の修理道具や発明に使う部品の買い出しに。
ロビンは本を選びに本屋へ。
そしてナミとチョッパーは特に用事も無かったが、久しぶりの寄港と言うことでウィンドーショッピングへ出かけていた。
チョッパーはこの季節が嫌いだった。
自分の誕生日でありながら、自分を否定されるようなクリスマスソングがエンドレスリピートされるこの季節が。
青鼻のチョッパーにとっては、赤鼻のトナカイばかりが持て囃されるのは、自身の存在を否定されるのと大差なかった。
それは麦わら海賊団の一員になってからも変わらぬ事で。
チョッパー「………」
ナミ「…どうしたの、チョッパー??」
チョッパー「Σい、いや!?なんでもねぇぞ!!」
ナミ「…そう??」
チョッパー「あぁ☆あ、あそこの本屋寄ってもいいか!?」
ナミ「え、えぇ、いいわよ☆」
チョッパー「やった♪先行ってるな!!」
言い終わるか否かと言うタイミングでチョッパーは目的の本屋へ走りだした。
ナミが本屋へとゆっくり歩いてドアをくぐると、すでにチョッパーは沢山の医学書を前に悩んでいた。
チョッパー「う〜ん…これ欲しいなぁ〜ιあ、でもこっちもな〜…ι」
自分のおこづかいと相談しながら悩むチョッパーに微笑ましさを感じたナミ。
ナミ「チョッパー、一冊だけなら買ってあげるわよ☆」
チョッパー「本当かっ!?じゃあな、これが欲しいゾ!!」
ナミ「オッケー☆すみませ〜ん!!これくださ〜い♪」
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