《NOVEL》
□白雪姫っぽいもの〜裏話〜
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跡部「監督、失礼します」
幸村「やぁ跡部、久しぶりだね」
跡部「……。幸村なんでテメエがここにいんだ?」
幸村「ふふっ、榊監督に呼ばれたからだよ」
跡部「そういえば監督は?」
幸村「まだみたいだね」
跡部「俺らに用があるっていうことは練習試合でもすんのか」
幸村「さぁ、どうだろうね。しばらく待とうじゃないか」
榊「待たせたな、2人とも」
跡部「いえ。今日は何の用ですか?」
榊「君達を呼んだのは我が氷帝と立海の合同で劇をしてもらいたいからだ」
跡部「劇……ですか?」
榊「そうだ」
跡部「お断りします!!用件がそれだけでしたら失礼します」
榊「待て、跡部。監督命令だ、断ることは許さん」
跡部「チッ」
幸村「まぁ跡部、落ち着いて。ところで何の劇をするんですか?」
榊「白雪姫をしてもらおう」
跡部・幸村「「白雪姫……ですか」」
榊「あぁ、それから白雪姫役は宍戸にしてくれ」
跡部「なんで宍戸なんですか!!」
榊「私が見たいからだ。前回の宍戸のシンデレラは素晴らしかった。今回も素晴らしい演技を見せてくれるだろう」
跡部『チッ、この変態教師が』
榊「では頼んだぞ、行ってよし!!」
幸村「とりあえず、大まかに役を決めないか、跡部?」
跡部「あぁ…そうだな」
幸村「俺はお后様やりたいんだよね」
跡部「別にいいんじゃねぇか。じゃあ鏡は樺地にするか」
幸村「いや、鏡は真田がいいんだけど」
跡部「真田ァ?」
幸村「そう」
跡部「別に構いやしねぇがあいつが引き受けるのか?」
幸村「ふふっ、それは大丈夫だよ。真田は俺には逆らえないからね(^^)」
※『桃太郎っぽいもの』参照
跡部「宍戸が白雪姫役だったら王子役の立候補は多いだろうな。王子役は両校が集まったときに決めるか」
幸村「そうだね、なら王子役落ちた人は小人役にしようか?」
跡部「あぁそうだな、幸村そっちは頼んだぜ」
幸村「あぁ、任せておいてくれ」
こうして氷帝と立海の合同劇『白雪姫』がスタートすることになりました
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