駄文

□キミイロ
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そして翌日夜。
ゼルガディスとアメリアは証拠を突きとめる為、ガウリイの部屋の前にいた。

「なんで俺まで…」

「往生際が悪いですよゼルガディスさん!さあ、行きますよ!」

うなだれるゼルガディスを連れ、アメリアはガウリイの部屋を開けた。

ガチャッ

開かれたドアの先には開けたと同時に振り向いたガウリイの姿があった。

「おっ、アメリアにゼルガディスじゃないか!どうしたんだ?」

「ガウリイさん、失礼します!」

アメリアはズカズカと部屋へ入るとガウリイの前へ立った。

「単刀直入に聞きます!ガウリイさん、浮気をしていますね!?」

「へ?」


(単刀直入すぎだろ…)


椅子に座っていたガウリイはぽかんと口を開け、はたまた入り口で背を預けているゼルガディスは頭を抱えた。

「へ?じゃありません!浮気ですよ!私見たんです!一昨日、ガウリイさんが他の女性を凝視していたのを!」

アメリアは怒りを露わにし、ガウリイを指差す。

「一昨日…?…あっ!…ははっ、はははははっ!」

突然笑い出したガウリイにアメリアは呆然。

「アメリア違うぞ、俺は女性を見てたんじゃない。女性の着てた服を見てたんだ。」

「服ぅ!?」

呆然としたアメリアにガウリイは続けてこう言った。

「実はな、もうすぐリナの誕生日だろ?だから服でも買おうかと思ってな…。でもどんなのがいいかわからんくて、参考がてら見てたのさ」

呆然としていたアメリアはうるうると涙目になると胸元で両手を握りしめた。

「ごめんなさいガウリイさん…私、誤解してました!ガウリイさんがこんなにもリナさんを思ってるなんて…!ズバリ愛!愛ですよ!ねっ、ゼルガディスさん!」

アメリアが入り口へ目を移すと、先ほどまでそこにいたゼルガディスの姿はなかった。

「ゼルガディスさん…?」





 









「よかったじゃないか、あれだけ思われてて。旦那もやるな」

「だーっ!もう、うるさいわね!あたしに構うなーっ!」


たまたまガウリイの部屋の前を通ったリナは話の内容を聞いてしまい、いてもたってもいられず足早にその場を立ち去り、廊下を歩いているとゼルガディスが後をついてきていた。

「何にせよ、厄介事はごめんだ。」

「大きなお世話よっ!あんたはアメリアといちゃいちゃしてなさいよ!」

「いっ…!///誰がするかっ!!」

「あーら、アメリアが側にいないといつも以上に無口になるのにアメリアの話になるとゼルちゃんはお喋りになるのね〜♪」

「…そういうお前こそ旦那がいない時、泣いてたそうじゃないか」

「!!あっあああれは目にゴミが…!」

「ほう…(ニヤリ)」







おしまい♪
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